つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

サンタクロースっているんでしょうか?--子どもの質問にこたえて

2011年12月05日 | 本・・・

何日か前、家の中の整理をしていたら図書カードが何枚か出てきたのでJkと末っ子に分けた。
末っ子は早速本屋に飛んでいき「●●が面白いって言っていたから」と『王様ゲーム』という文庫本を買ってきた。
「映画にもなっているんだって」とその時言っていたように思うが、「あ、そう」と聞き流していた。
昨日彼の机の上を片づけていたら、机の上にその本が放り出されていた。中学生が面白いというものはどんなものなのかなとぺらぺらと立ち読みして、愕然としてしまった。残酷なシーンが次から次と繋がって出て来た。

こういう世界を否定はしない、しないがこういうものを中学生が「面白い」と感じることが、私には理解できない。
いや、こういう残虐性を持ったものにも本物がある。あるが、ざっと読んだこの本には感じられなかった。
ゲームのように次から次とただクラスメイトが殺されていく、それの羅列だった。

末っ子は幼い部分を多分に残して育っている子どもで、アニメや漫画でも「可愛らしい」ものが好きだ。
小さい頃からヒーローものや戦隊物よりも、可愛らしい優しいものが好きだ。「ポケモン」でも、ピカチューやヒトカゲ、ゼニガメという初期のキャラクターがいいし、いまだに「サザエさん」を楽しみにしているような子どもなので、この本を読み切れたことに驚いた。私の知らない部分を垣間見たような気がした。

ところがその晩NHKの「坂の上の雲」で戦闘シーンが流れたら、末っ子、目をギュッとつぶって後ろを向いてしまった。
「僕、こういうの苦手なんだよね」
その様子を見て「あんた、そんなんでよくあの本読んだね。最後まで読んだの?」
「つらかったけれど、もったいないから最後まで読んだ」 という答えを聞いてほっとした。 そこで一言いうことにした。
「ああいう本もあっていいんだけれどね。今、読書の入り口にいるあんた達は、もっともっと文章が膨らんでいく感じの本を読まないと駄目だと思うよ。ああいう本に出会うこともあるだろうけれど、今は無理して最後まで読まなくていいよ。時間は決まった分しかないから、何度でも読み返せるものを読んでほしい」

そんなことがあって、心が癒しを求めたのだろう。 ふっと思い出した本があった。
その本は、私が30年前に仕事場でお客様に「クリスマスだから、読んでみて」といただいたもの。
務めて1年目の私の様子がきっとひどかったのだろうと、今振り返ると思う。 そんなほろ苦い思い出付きだ。

1897年ニューヨーク・サン新聞に届いた8歳の少女からの質問に、記者が愛情をこめて書いた社説を一冊の本にしたものです。

手紙を送った少女バージニアは、友人に「サンタクロースはいない」と言われてパパに尋ねます。
そのまっすぐな問いかけにパパは「サン新聞に聞いてごらん。新聞社でサンタクロースがいるとなれば間違いないよ」
それにサン新聞が応えたものです。

子供だましと思われるかもしれません。
でも、ものの5分で読み切れるこの文章には、書いた人の思いがどんどんとあふれ出てくるような、
目を閉じて、湧いてくる思いをぐっとかみしめるような、そんな力を感じます。

中学生くらいの子どもが手に取る本が、ただの文字の羅列ではなく、考える・感じる……そういう本であってほしいと心より願います。

 

 

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おめでとう!コンサドーレ札幌!!

2011年12月05日 | 日記

コンサドーレ札幌がJ1に昇格を決めた!http://mainichi.jp/hokkaido/sports/news/20111204ddlk01050153000c.html

 

いやあ、うれしいです!

コンサは、日本ハムと並んで北海道の自慢のプロチーム。ところがこのところ低迷していてねえ!!

ああ、いいなあ…

来年、J1で頑張ってほしい!

これで、レバンガっていったかな?バスケットチームが光ってきたら、嬉しくって嬉しくって踊ってしまう!!

 

 

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