つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

「思うは招く~夢があればなんでもできる~」…植松努さんの講演を聴いて

2011年12月18日 | 徒然に、

先日のブログで冬の「いつもの道」を投稿した。
なぜあの道を通ったかというと、JKの学校でPTA主催の講演会が開かれたから…。
JKの学校は、そういう時に保護者を招待してくれる。 私はそのおかげでいいお話を聞くことができている。
今年は 植松努さん 民間企業で宇宙開発を手掛ける植松電機の社長さん。


実は一昨年小学校のPTAの関係で、一度講演を聴いたことがある。
その時は、失礼ながらあまり面白いと感じなかった。そんなこともあったのだが、せっかくだからと思い申し込んだ。

ところが何が違ったのか、今回は面白かった。
植松さんの話術にみがきがかかったことも大いにあるのだろうが、私の方の問題だろうと思う。
言葉というキャッチボールは受け手に気持ちが足りないと、本当の思いは届かない……謙虚な姿勢を忘れてはいけないと思った。

植松努さんと言う人は、決して優等生で来られた人ではない。学校の勉強は、どちらかというとあまり評価が高くなかったようだ。
ただ、小さいころから好きなことをすべて手放さずに生きて来たということを繰り返し話されている。
北海道の田舎に生まれ育った植松さんは、「お金は価値が変わってしまうから、本を読みなさい。知識にしたものの価値は変わらない」とおばあさんに言われ、いろいろな本を読み漁っていたそうだ。

「自分の夢をそれをやったことのない人に相談したら、ダメって言われるにきまっているんです。だから相談したらいけないんです」
大抵の場合、子どもの語る大きな夢を経験したことのある大人はその近くにいない。経験のない大人は、自分が経験したことのある「その夢を実現できない理由」を並べることしかできない。子どもの可能性の前に大きな障害となっているのは、親の度量のなさなんだろう。私はどうだろうと思いをめぐらせた。

日本語の「夢」には、はかないもの・たよりないものといった意味合いがあるが、夢は叶うものという。
それには「好き」だけではだめで、「感動」することが大切なんだそうだ。
今、植松電機では年に50回以上もロケットを打ち上げているそうだが、そのたびにスタッフが泣くそうだ。
その「感動」が「夢」につながる。

「感動」は、ローマ字で書くと なんと 「CAN DO」 になる。
NASAの門には  「DREAM CAN DO, REALITY CAN DO」  と刻まれているそうだ。
意味は 「思い描けることができれば、それは現実になる」

勉強も、学歴も、お金も、そういったことすべてが、「夢」をかなえるための手段であったはず、それがいつの間にか夢が無くなってしまい、手段が目的になってしまった。子どもの心に「夢はかなうもの」のともしびがつけば、きっと日本はいい国になる。

植松さんのおっしゃっていることがすとんと胸に落ちました。

http://www.dreamroad.biz/person/0027/index.html

 

 

コメント (2)
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