つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

そうか…と思ったこと

2020年01月05日 | 徒然に、

東京の人はたいそうおしゃれだ

ファッション雑誌から抜け出てきたような人が、老若男女かかわりなくそこらへんにいる!!

電車に乗っても、道を歩いていても、

「きれいだなあ」「かっこいいなあ」と思える人がごろごろいる

これが札幌だとこうはいかない…少し言い訳をするが、

季節にあらがえない事情もある

どんなにかっこつけたくても凍死してはいけないから、

どうしても防寒着が必要だし、暖房のそばが快適なのが最大の理由だと考えている

 

横道にそれたが、先日旦那と新宿まで用足しに出た

在来線の終点の駅でおり、混んでいるホームを旦那を前に歩いていた

その少し前を女性が二人並んで歩いていた

とても素敵な後ろ姿で、たいそう『きめて』いる感じが伝わってきた

ダウンコートだがいいものを着ていたし、持っているバッグもどこか有名ブランドのものと推察できた

入念に手入れされた髪に、似たようなバレッタを使っていた

なんとなく全体に似たようなファッションで、

趣味の似た仲の良い友達同士なのかと初めは思った

こんだホームを順繰りに歩き、改札を通りしばらく同じ方向に歩くうちに、

「これは親子だ」と感じた 後姿なのだが、世代が違うのがわかった

歩き方や、顔を曲げてほんの少し見える首筋の感じが

左側の女性の方がはるかに年齢が高いと感じさせられたし、

なんとなく若い方をかばっている感じも伝わってきた

そう分かったときに、

同じようなファッションをしているお母さんらしい女性が、なんだか哀れに思えた

正面から見たわけではないから、

年齢を重ねた女性の良さがあるのかもしれないが、

後姿からは何もそれを感じ取れなくて、そうなるとこれは若い人の方が“綺麗”なんです

もっと年齢の美しさを感じさせる何かがあればいいのに、

せっかくあれだけきばっておしゃれしているのに、

お母さんの方は残念だなあ…と後ろ姿に勝手に感想を持っていた

 

その話を帰ってから旦那に話したら、

「今はやりなんだろう?そういう母と娘、仲良しで、友達母娘なんだろう??」

あ、そうかあ、でもそうしたら娘の方は

引き立て役で母親を連れて歩いているんだよな…きっと!

 

幸いにわが娘たちは私とそういう関係にないので、

並んで歩いても、いやなかなか並んで歩くこと自体が少なくなったが、

ファッションをそろえようなんて言ってこないから、うん、良かった!

もっとも私じゃ、引き立て役にもならんかああ、あははあ

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つつんで、ひらいて

2020年01月05日 | 映画

初売りに出かけた日に重い食器の袋を抱えながらいった映画は、

年末にトークショーに参加した  「つつんで、ひらいて」

装幀家 菊地信義さんを三年追いかけたドキュメンタリー映画

仕事柄旦那を誘わずに行ったらがっかりするだろうと思い、

旦那を待って出かけた

 

旦那は編集の仕事を本来生業としているので、

仕事仲間にやはり手作業を旨とする装幀家がいる

旦那が参加した画集で観たその方の仕事は機知に富み、

思わず手に取りたくなるものだった

人物もたいそう面白く、初めて一緒に仕事をしてから

20年近くの付き合いがある

 

さて、映画の方だが、菊地信義さん 

トークショーでも惹きつけられたが、映画でも目が離せなかった

 

本  …テキストの容れ物がどうあるべきか

深く深く考えていらっしゃり、

どんな問いかけにも自身の考えをまっすぐに話される

高みを極めた職人のぶれない仕事の根っこのようなもので、

そう生きればいいんですね…

これから真似して、そういう風に生きていきたいと思います

と、心の中でつぶやいていた

 

終わってから、旦那が、業界人ならではの話をいくつか聞かせてくれ、

それも面白かった

 

今年、1本目の映画 十二分に楽しめました

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