つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

パラサイト 半地下の家族

2020年01月30日 | 映画

用足しに出たら、迷って、地下鉄を乗り過ごしてしまい、

戻るのもと思ったらうんと遠回りになり、

いやんなって用事はあきらめて、気分転換に映画館に入った

それでも観て良かった

 

「パラサイト 半地下の家族」韓国映画を選んだ

友人たちがこぞって“観るべきだ”と言っていたし、時間もちょうどよかった

 

これまで観た韓国映画でいつも感じるのは、

韓国の背景にあるもの、歴史の中で積み重なったもの、

誤解されたくないが、えげつなさというか、

日本人にはない何か、強さ…とも違う

好き嫌いではなく、良い悪いではなく、違うものを持っているんだなあと思う

そしてある面では、韓国にはかなわないのではと感じてしまうのです

この映画も、追い詰められたときのあり様が、

日本人には無いとは言わない…この頃、めちゃくちゃな奴がいるから、

でも、何か違うものを感じてしまい、ため息がでた

 

“におい” が事件を起こす背景にいる

私の小さかったころ、まだ、日本にはどぶがあり、

ごみ箱もそこら中にあったし、

汲み取り式の便所がどこにでもあった

その頃、来日した外国人は「日本はくさい」と言っていたと聞いている

下水もだが、魚くさい、生臭いと言われていたと思うのです

そういっていると聞いた時、やっぱりどうしようもない苛立ちを感じたのを覚えている

自分では気がついていない事、どうしようもない事、悲しいよなあ、



映画の家族は物語の最後に大変な事件を起こし、父親は現状逃げおおせている

これがしんどい状況で、いやあ辛い!

おしまいに小さな小さな光を、ありえるハッピーエンドをいともかんたんに提示してみるが、それはうんざりするほどの忍耐や挑戦、幸運の果てにあるものとある意味絶望的だ

それでも耐え抜くのだろうか?

なんとも気持ちを持て余してしまう余韻だった

 

 

 

 

コメント (2)
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