つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

寒い

2011年12月21日 | 北国の生活

いやあ、寒さに慣れている北海道の人間でも寒いです。

「真冬日」が続いています。

真冬日というのは、一日の気温が零度以上に上がらない日のことで、さむ~~い日のことをいいます。

今朝、天気予報を観ていたら「札幌の最低気温が-9.6℃」でも、道内で一番冷え込んだところは-25℃だそうですから、札幌はいくらか平和な温度です。

今冬の札幌は雪が降りません。車で小一時間の岩見沢市では豪雪で苦労していると言います。
不思議なものです。雪がもう少し降ってくれると札幌も暖かいのでしょうが・・・。

こういう日に思うのは、素足の彼らのことです。

寒いんだろうなあ、 頑張って生きているよなあ・・・

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「思うは招く~夢があればなんでもできる~」…植松努さんの講演を聴いて

2011年12月18日 | 徒然に、

先日のブログで冬の「いつもの道」を投稿した。
なぜあの道を通ったかというと、JKの学校でPTA主催の講演会が開かれたから…。
JKの学校は、そういう時に保護者を招待してくれる。 私はそのおかげでいいお話を聞くことができている。
今年は 植松努さん 民間企業で宇宙開発を手掛ける植松電機の社長さん。


実は一昨年小学校のPTAの関係で、一度講演を聴いたことがある。
その時は、失礼ながらあまり面白いと感じなかった。そんなこともあったのだが、せっかくだからと思い申し込んだ。

ところが何が違ったのか、今回は面白かった。
植松さんの話術にみがきがかかったことも大いにあるのだろうが、私の方の問題だろうと思う。
言葉というキャッチボールは受け手に気持ちが足りないと、本当の思いは届かない……謙虚な姿勢を忘れてはいけないと思った。

植松努さんと言う人は、決して優等生で来られた人ではない。学校の勉強は、どちらかというとあまり評価が高くなかったようだ。
ただ、小さいころから好きなことをすべて手放さずに生きて来たということを繰り返し話されている。
北海道の田舎に生まれ育った植松さんは、「お金は価値が変わってしまうから、本を読みなさい。知識にしたものの価値は変わらない」とおばあさんに言われ、いろいろな本を読み漁っていたそうだ。

「自分の夢をそれをやったことのない人に相談したら、ダメって言われるにきまっているんです。だから相談したらいけないんです」
大抵の場合、子どもの語る大きな夢を経験したことのある大人はその近くにいない。経験のない大人は、自分が経験したことのある「その夢を実現できない理由」を並べることしかできない。子どもの可能性の前に大きな障害となっているのは、親の度量のなさなんだろう。私はどうだろうと思いをめぐらせた。

日本語の「夢」には、はかないもの・たよりないものといった意味合いがあるが、夢は叶うものという。
それには「好き」だけではだめで、「感動」することが大切なんだそうだ。
今、植松電機では年に50回以上もロケットを打ち上げているそうだが、そのたびにスタッフが泣くそうだ。
その「感動」が「夢」につながる。

「感動」は、ローマ字で書くと なんと 「CAN DO」 になる。
NASAの門には  「DREAM CAN DO, REALITY CAN DO」  と刻まれているそうだ。
意味は 「思い描けることができれば、それは現実になる」

勉強も、学歴も、お金も、そういったことすべてが、「夢」をかなえるための手段であったはず、それがいつの間にか夢が無くなってしまい、手段が目的になってしまった。子どもの心に「夢はかなうもの」のともしびがつけば、きっと日本はいい国になる。

植松さんのおっしゃっていることがすとんと胸に落ちました。

http://www.dreamroad.biz/person/0027/index.html

 

 

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野田聖子議員のこと・・・

2011年12月16日 | 子育て

ネットの中をやみくもに飛んで歩いていたら、野田聖子さんのお子さんのことにひっかかった。

いろいろと物議をかもしだした彼女の出産は、その後は順調に進んでいると勝手に考えていた。
が、もうおなかの中にいたときから障害があると分かっていたようだ。
流産体質で超高年齢出産の悪条件の上での『誕生』は、生まれてくるその子の育つ力を奪うものだったのだろう。
生後11カ月で7回の大きな手術を受け、その上脳梗塞で右半身が麻痺しているという。

絶句・・・

子育てを長くしていると「子育てとは受け入れること」なんだと思うようになった。
思い通りになんか一つもいかない。それでも子どものことを受け入れて暮らしていき、わが子の笑顔の一つで幸せを感じる。
それが子育てなんだと思うようになった。
野田さんも、親として今のお子さんの状態を受け入れていらっしゃるのだろうとは思うが、
でも、お子さんが背負っているものは、傍目からみると野田聖子さん個人の「我儘」から与えられたものと感じられてしまう。
もし、この子が野田聖子さんでなく健康なお母さんのお腹の中で育っていたら、健康で生まれて来たかもしれない。
そうやって健康を手にして生まれた子どもを、わが子と思って育てることはできなかったのだろうかと考えてしまう。
今、苦しむわが子を受け入れるのも親。 おなかを痛めない子どもをわが子と受け入れるのも親ではなかったのだろうか。

他人は何とでも言える。

だが子育てをしていて思うのは、お金で解決できることも多いが、お金で買えないものがたくさんあるということ。
そういうものは気持ちで埋めるしか術がない。
生きることさえやっとだろうお子さんの前でお願いしたい。今度はすべてをお金で解決しようとしないでほしい。
親としてわが子のすべてを受け入れてあげてほしい。それはどんな親でもやっていること。
黙ってやってほしい。 野田聖子さんは、数いる親の中でも恵まれている状況にあると、私は考えるから・・・・・。

 

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いつもの道

2011年12月15日 | 徒然に、

雪は降っていなかったのですが、風が冷たくて、足元が凍っていて歩くのに難儀しました。

またまた、 春先にこんなだったのが       秋にこうなって                   ま、白いのもいいかもお~~ 

 →  → 

  → → 

昼間は、2℃か3℃かあったのでしょうね。そうすると若干雪が融けるんです。それが滑る!!
怖かったなあ・・・・・・。でも、日が暮れてからの帰りは融けたものがザラメに凍って歩きやすく感じました。

私はやっぱり道外の人間で、雪道歩くのは大変です。股関節やら膝やらががくがく!!
旦那も子どももへのかっぱで、軽く歩きます。子どもの時に雪の上で過ごした経験というのは違うようです。

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さがしもの・・・角田光代

2011年12月13日 | 本・・・

本を読むことに関して、同じものを持っている人がいた。

直木賞作家に大変失礼な感想だが、偽らざる思い。

私が「本棚の前の奇跡」と呼んでいる、あの本との出会いの瞬間の、あのびりびりっとくる感じを

 

 ・・・そう、本は人を呼ぶのだ。
 本屋の通路を歩くと、私だけに呼びかけるささやかな声をいくつか聞くことができる。私はそれに忠実に本を抜き取る。・・・

 

と書いている。これです。そうか本が呼んでいるんだ。

背表紙を目で追うあの時。  ふっと抜き出してみる。 この本はどうだろうと活字を拾う。

あのわくわくするひと時。 ドキドキするあの時間。 これから旅する世界はどんなところなんだろうと、心が躍る時。

そして出会った「さがしもの」という短編集は、“本を読む”ということをテーマにした旅する童話。

こんなこと、あんなこと、ちりばめられた“ものがたり”は本読みであれば誰もが思い当る“思い出”

私が気に入ったのは「彼と私の本棚」という一篇、びびっときた。

破局をむかえたカップルが住居を別にするに際して、共有していた本棚から本を抜き取ることで気がついた思いを描いている。

 

・・・だれかを好きになって、好きになって別れるって、こういうことなんだとはじめて知る。本棚を共有するようなこと。たがいの本を交換し、隅々まで読んでおなじ光景を記憶すること。記憶も本もごちゃまぜになって一体化しているのに、それを無理やり引き離すようなこと。・・・



私は “そこそこ本を読むやつ” だと自負していたが、誰かと本を、というか本の記憶を共有するという経験がない。

旦那は私の三倍も本を読むが、傾向が全然異なっているので「これ面白いよ」と勧めても、題名を見たとたんに返答に窮する様子を見せる。

私も同じで、そういう経験を何度かしてお互いに本を薦めることをしなくなった。

でもこの短編集の「初バレンタイン」にも “共有する本” がでてくる。 この感覚がちょっとうらやましい。

まだまだ“本を読む”世界は広いんだと思った。 角田光代  読み込みたい作家に出会った。

 

 

 

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