
The Catcher in the Rye 村上春樹の訳本はこのまま本のタイトルになっているが、野崎孝の訳本はタイトルが『ライ麦畑でつかまえて』と日本語に訳されている

『ライ麦畑でつかまえて』のタイトルに興味を持った事と、村上春樹という訳者が面白そうだなと思い読んでみた。
主人公は16歳の多感な男の子ホールデン・コールフィールド
彼が君(読者かな?)に話している、そのままの口調で書かれている。最初から最後まで、その語り口がブツブツ言っているような感じ。周りの状況や風景がホールデンが感じたままに描写されていて、『そうだよ・・・がだよ。』『・・・しないでくれよな。』『とにかく・・・じゃないのかな。』と延々と続いていく。
数日後に退学が決まった彼は、終業の日を待たずに学校の寮を飛び出してしまう

多感なミドルティーンの心の動きがこと細かく書かれていて、息子がこの本を読んでいた頃の悩みがいっぱいの心模様を代弁してくれているように感じて愛読していたのかな?
森田公一の青春時代の歌詞そのもののような感じがした。
そして話しているようなその言葉使いは、その頃のアメリカの若者独特な言葉が解るとされているようです。
息子は村上春樹が好きで、これから読もうと借りている「息子推薦図書」も村上春樹です
