日々のこと

可もなく不可もなく

『舟を編む』-三浦しをん-

2014-06-06 14:16:37 | 映画DVD&本
『舟を編む』-三浦しをん-

大崎 梢の本屋や編集社を舞台にした本が好きだけど、今回読んだ本は辞書を出版するまでの辞書編集部と編集者が描かれている。

とっても面白い!

原作は2011年に出版され、1年後には映画化もされた。
その映画の予告を映画館で見かけて、興味を持ちながら結局映画館には出かける機会がなく、間もなくDVDが発売になり、借りて見る事ができた。
俳優さんたちがみんな適役で、原作を読んでいても映画の面々がイメージの中でいい役を演じてくれる^^vだから読んでいてとっても楽しかった!

言葉は人がコミュニケーションの道具として日々欠かさず使っているもの。
故に言葉は生きていて、常に変化し続けて行く。言魂(ことだま)とも言って、言葉一つ一つが魂を持っている。だから、発せられた言葉はどんなに取り消しても否定しても、受けた人に良きにつけ悪しきにつけ、大きな影響を与えるものなのです。

生きている言葉は古くもなるし、新しい言葉は古い言葉から変わってきたものでもあり、言葉の数は無数に増えて行く・・・・これを、調べたい時に辞書を開いたら、必ず載っている辞書。こんな1冊を作ることは本当に大変な事です。

ちょっと変わった人、こだわりを持った人、恥も外聞もなく夢中になれる人、バカ真面目な人・・・でなければできないお仕事ですね^^;
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