大崎 梢の本が読みたくなり、図書館から借りてきた。
彼女が書くものは全体がとても優しい
登場人物がみんないい人で優しくて、基本的に善人
読んでいて安心できる^^ リラックスしたくて読書をするワタシは、怖い内容はできれば避けたい
大手出版社に勤める主人公は、優秀な編集者。
彼がどうしても世に出したい、本にしたい、みんなに読んでほしいという小説に出会う
そして出版にこぎつける。そこまでたどり着く間、親子・友人・上司と部下・恋人・家族同志など、様々な形の人間関係が描かれる。
東日本大震災の年、4月から1年間連載された物を間をおかずに書籍化されている。
あの震災以降、『絆』という事を大事に思う心が、日本人全体に認識されてきた頃だからか、とっても優しい心温まる本です!
彼女の出版業界を舞台にした小説は、本ができるまでにそんな手順があるんだ!と、新しい事を知る面白さが新鮮。
NHKの朝ドラ『花子とアン』をみていても納得できるし、『舟を編む』を読んで辞書編集の事も理解してみると、これが教養というものか?と・・・^^; 何とやらの手習いですね^^;