
『64』に続いて横山 秀夫の本です
現職警官がおこした事件
自首してきたから、事件に関しては犯人を捜査する場面はなく、取り調べから展開していく
各章で、刑事・検察の検事・新聞記者・弁護士・裁判官・刑務官のそれぞれの口から語られる
そして、刑事と刑務官が最終結末を演出する
背景にあるのが、日本社会の歪み(少子高齢化・介護・・・)
・・・その一軒一軒に、小さいが確かな人の営みがある。喜びと哀しみが同居している。父のように病魔によって人格を喪失した老人もいるだろう。身も心も擦り減らして懸命の介護を続けている家族も大勢いるはずだ。少子高齢化社会の歪みは今後ますます家族を蝕み、人々の顔から笑みと安らぎの表情を奪っていくに違いなかった。・・・・
これからの日本の悩みは深刻です!!コワイです><;

