はよ縄組合の新年会がありました。
この組合は昔から延々と続いているもので、
隣組とはまたちょっと違ったつながりです。
昔は、冬の農閑期に“結い”をして農繁期に使う縄を綯っていたようですが、
縄は、いつしか既成のものを使うようになり・・・
大げさな言い方かもしれませんが、
ゆりかごから墓場までのお付き合い。
いわば、慶弔関係のつながりとなっています。
出産祝、初正月祝、初節句祝、入学祝、結婚祝、新築祝
病気見舞い、そして亡くなったときのお手伝いなど。
例えば、組合の誰かが亡くなった場合に、
いち早く“聞かせ”があり、組合の9戸から2名ずつが集まり、
葬儀までの段取りについて話し合うのです。
最近では葬儀屋にお願いすることが多くなったので、
組合の役割は、ずっと影が薄くなってきました。
昨年の新年会で、私の隣で静かにお酒を飲んでいたSさん、
その10日後に入院し、お盆前には帰らぬ人となり、
「そういえば、あの時いつもの元気がなかったね」と
みんなで話し合いました。
次回の当番のKさんの発声で乾杯、一年間の健康を祈念し、
不思議ですが、今日は誰も“カラオケ”を口にする者もなく、
ただしゃべって飲んで、温泉に浸かって寝転んで、
一日ゆっくりまったりと過ごしてきました。
*そんなわけでいい写真がないので、仕方なく昼の御膳の掲載です。
みんな夫々、漬物や寒天などを持ち寄って、
私はいつもの「穏」と「たまご酒」を。
なりた温泉