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  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『創刊記念「國華」130周年・朝日新聞140周年 特別展『名作誕生 -つながる日本美術 』』

2018-05-13 06:36:25 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
やー東博年パスっていいですね! 特別展も割引になります。本人のみですけど。
満喫しまくっておりますわ

 『 創刊記念「國華」130周年・朝日新聞140周年 特別展『名作誕生 -つながる日本美術 』 』

國華」は現在でも発行を続ける、世界最古の美術雑誌。創刊は1889(明治22)年。

鑑賞日は5/11(金)。もっと混んでるかなと思ったんですけど、そんなでもなくて快適に観ることができました。
そこに在るのは仏の教えとともに伝来した仏教美術から連綿と連なる「美」の系譜。
旧きが新しきに及ぼす力。新しき流れの中で並び立つ才能と切磋琢磨。
混み過ぎてて行けなかった若冲の作の展示もあり。
圧巻です。
若冲は天才ではなく努力家。という國華編者の方の言葉を裏付ける展示もあり。
あの白鶴の、あの鶏の羽根のすさまじさたるや。
そこに見えるはあくなき探究心と向上心。

 「好きでなければできない、さりとて好きなだけではできない」


他にも「源氏物語」をモチーフにした品々もあり。
国宝・千代姫婚礼調度「初音蒔絵硯箱」「初音蒔絵櫛箱」、観たかったので嬉しい!
それにしても源氏物語、インスパイアは「夕顔」「初音」が多いのかなぁ・・・。


雪舟の水墨画、俵屋宗達の屏風画、尾形光琳の硯箱、長谷川等伯の松林図、菱川師宣の見返り美人、北斎、国芳、岸田劉生・・・。
これほどの作がテーマに沿って一堂に会する機会をみすみす逃す手はないと思う。
特別展3周しちゃいましたよ。

そして抱一の「白蓮図」の前で、私の足は釘付けになりました。
やはり美しいです・・・。

 私にしては珍しく、とてもよいお天気でした。