豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

スクラップ&ビルドの時代は終焉…北斗市

2017-12-01 16:31:31 | ファース本部

私が東京から上磯町(現北斗市)に根拠を戻して、元請けで家づくりを始めた昭和53年ころに、あるテレビの報道番組で大手ハウスメーカー社長が出演しておりました。
この社長のコメントに私は、唖然としただけでなく衝撃すら受けました。
「家は10年で建て替えるべき」それで日本経済は、もっともっと発展すると云うのです。

家づくりには、基礎工事の前から地盤調査や地盤補強などがあり、大工さんの行う工事の他に左官、屋根、木材、サッシ、建具、内装、電気設備、給排水設備などと30種以上もの職種の稼働が。色々な産業の中でも家づくりは、もっともヒト、モノ、カネが動きます。
スクラップ&ビルドと云う言葉がありますが、壊して建築するサイクルを云うようです。

80年代の経済バブル時は、金融機関も含めスクラップ&ビルドを勧めに来たものです。
当時の政府の金融政策は、公定歩合(日銀が銀行に貸し出す金利)を極限まで下げて市場にお金が回るようにしておりました。

そのバブル経済は、際限のない土地価格暴騰などを招いた事から政府が総量規制と称する金融引き締めで、数年続いたバブル経済は脆くも倒壊し、リバウンド不況経済に陥りました。
それ以後は、常にゼロ金利政策が続いており、公定歩合と云う言葉も死語になっています。

お施主様の住まいを、金融政策のスクラップ&ビルドで振り回される形になりました。
家はハウスメーカーではなく、地域密着の工務店が造り、一生涯にわたり育て上げる気概が必要で、お施主様に工務店の営業マンになって頂く経営環境を構築する事です。

それにはお施主様が住んで満足させるスペックと施工者との確たる信頼度が必須です。
私達は師走の今日も住んで快適なスッペク向上の研究開発(写真は実験ハウス)を行っています。

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