孔のあいたファイヤーストッパー…北斗市・ファース本部
ツーバイフォー工法は、壁構造と云って軸組工法のような柱や間柱がありません。
ツーバイフォーとは、2×4と云う意味であり、2インチ×4インチの細長い板を30センチくらいの間隔で縦に並べ、両サイドから構造用合板で挟み一体化した壁構造にします。
地震などには制震構造と極めて強い建て方であり、欧州の家づくりの殆どは、このツーバイフォー工法で建てられています。
昨今は、スリーバイファイブ(3×5)と、木材を太くしたものも造られています。
いずれにしても立ち並んだ木材板の合間にグラスウール断熱材を充填します。
このグラスウール断熱材のズリ落ちを防ぐのと、板と板との間隔を正確に保持すため、横板を嵌め込みます。
この横板が、火炎が壁に入った時にファイヤーストッパーになります。
つまりは、準防火対策との意味合いもあり、一石三鳥となるのですね。
写真は、私達が開発の「孔の空いたファイヤーストッパー」(実新・第2602533号)です。
この外側には、スキン層を何枚も重ね合わせたファース工法専用断熱材のエアクララを、スプレー発泡施工します。
その内側に通気層を設けてインナー通気循環を行う構造です。
この通気層に火炎が侵入すると可燃性の樹脂は、直ぐに燃え上がる怖れがあります。
それを防止するため孔の空いたファイヤーストッパーです。
この孔の大きさと配置が実新のキーワードであり、何十回も火炎実験を行い、導き出した孔の大きさと間隔と配置です。
孔は大きく多いと火炎が上り、小さく少ないと通気が不十分になります。
ファース工法は、このような見えない部分に多くの工夫を施しています。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」