豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

福地建装ファース本部の経営姿勢…北斗市・本社

2024-02-07 17:15:21 | Weblog
福地建装ファース本部の経営姿勢…北斗市・本社
今年の道南は、いまのところ降雪が極端に少なく施工現場の仕事が捗っています。
ファース本部本社には、ハウジング事業部(フクチホーム)と工務店部門があります。
研究開発を行うには、自らが家づくりを行い受注・施工・保守などを経験するのが必須です。

フクチホームの新築受注数は、一般工務店と同数くらいの6棟から10棟くらいです。
ファース工法は、平成元年に構築されましたが日本で初のスプレー発泡断熱の手法です。
特殊な樹脂は、大手メーカーに開発要請を行い独立気泡率96%の断熱材が出来ました。
スケールメリットを得るには、多くの施工現場が必要でフランチャイズ展開となりました。

この独立気泡率とは、高額な原液の発泡倍率を多くすると安価になります。
見た目は変わらないため、目いっぱい膨らませたスプレー発泡断熱材が多くなりました。
ファース本部は、このスプレー発泡断熱の公的認定交付のため、あらゆる審査を受けました。

平成元年の構築で公的認定は、平成5年4月ですから4年以上の歳月が掛かりました。
可燃性の樹脂スプレー発泡断熱材ですから審査する学識者の先生方のダメ出しは、幾多にも及ぶことが容易に解ります。
それを1項目ずつ納得のゆくエビデンスを創り上げました。

発泡材には炭酸ガスやフロンを用いますが、いずれも温暖化効果ガスです。
オゾン層を壊さず、温暖化効果ガスでない素材を探求するには、樹脂メーカーさんとの根気強い探求心が伴います。
それを適ったのが現在の専用断熱材の「エアクララ」なのです。

本物とは、お施主様がこの家に住んで本当に良かったと云って貰える事です。
それには、一朝一夕で研究開発の成果など出来るものでありません。
賢いユーザー様は、安心で安全に暮らせる本物を選択するでしょう。
画像は、日本で最も気温の低くなる都市・北海道旭川市の泰平工務店さんの作品です。

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