全世界が未曽有のコロナウイルス禍は、私達の建築業界にも様々な影響を与えています。
最初に影響は、バスユニット、キチンセットなど什器備品が入荷しない時期がありました。国内メーカーのバスユニットなどは、その幾つかの部材一部が中国製となっております。
パナソニックやリクシルグループ等の大手ブランドメーカーは、海外から輸入(自社工場も含む)した部材を国内でアッセンブリして供給しております。
中国製の小さな部材一個が入荷しないため、国内需要に供給出来ない事態となりました。
まさに新型コロナウイルスも中国、部材調達も中国とチャイナリスクの危うさを感じます。
チャイナリスクは今回のコロナ禍だけに始まった訳ではありません。
覇権主義である事は明らかです。
中国政府は、南シナ海全域を支配下に納めようとフィリピン沿岸の浅瀬に飛行場をつくるなどの行動にでています。
一方で13億人の人口を抱える中国は、世界の工場としての存在でした。
その世界の工場も人件費の高騰で各国は、生産国を中国からベトナムなどの東南アジア諸国に移行し始めています。モノの安価さとチャイナリスクを回避することが目的です。
私達のファース工法にも中国上海の関係者からは、盛んに中国大陸誘致の話がありました。
チャイナリスクと云うのは、中国政権の指導部が変わると一日で仕組みも変わるそうです。社会主義国家の一党独裁の効能とリスクでもあり、迂闊にのめる話ではありません。
一方で隣国中国は、日本から膨大な物品購入をして貰っている事実も忘れてはなりません。
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