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昨今は多くの工務店やビルダーが「エアコン1台で冷暖房」と謳ったキャッチコピーを多く目にするようになりました。
まさに「キャッチコピー」なのです。
家は一定以上の断熱と気密性能があれば、居間に設置したエアコンだけでエアコンの無い部屋でも一定程度の暖かさを感じるモノです。
当然ながら居間には、容量の大きなエアコンを取り付けることになります。
エアコンは容量が大きいほどエネルギー消費効率(APF)が低下する機械でもあります。
例えば2kwのエアコンは約6.0のAPFを出せますが、4kwになる4.0位まで下がります。
APFとは1kwの電力消費量で、その何倍のエネルギーを汲み取れるかの成績係数です。
特に家中を暖かくしようと、容量の大きなエアコンを居間に設置するとエアコンは一生懸命に仕事をしようと頑張り、吹き出し口から大量の熱を噴き出そうとします。
頭上に設置したエアコンから温風が吹き付ける居住空間は、決して快適だと思いません。
画像はファース工法の概念図ですが、天井裏にエアコンが取り付けられています。
これに加えて居間にも補助エアコンが付いています。
寒冷地でも温暖地でも4.2kw天井裏エアコン1台、居間エアコン2.8kw1台の計2台です。この2台を同時稼働させた方がAPFが良くあり、いっそう省エネとなります。
この2台のエアコンだけで、30坪(132㎡)の「ファースの家」の場合は、氷点下20度以下になる真冬の厳寒地でも家全体をすっぽりと24度温度を確保しています。
「ファースの家」は、サイクルファンで天井裏の気圧を下げ、床下の気圧を上げるような気圧構造で空気循環され、床面、壁面、天井面からの輻射熱だけで冷暖房を行っております。
これはクオリティの高い冷暖房空間の構築とエネルギー消費効率(APF)を極限まで高め、電気エネルギーの有効活用を実践しており、全国で建築されております。
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