豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

潜熱蓄熱材とは…北斗市

2019-05-19 16:08:58 | ファース本部

ファース工法に使用している潜熱蓄熱材が、一般蓄熱材とどのように異なるかについての質問があり、その回答をブログ公表します。
昼間の日射熱を溜め込みます。冷房に冷熱も溜め込むのです。
家屋内の温度を安定させるには蓄熱量を多くした方が有利ですが、泣き所しては冷暖房してから定温に安定するまで時間がかかります。

ファースの家は以前に砕石を床下に敷設しておりましたが、砕石は30℃以上の高温も、氷点下の低温も限りなく蓄熱、蓄冷してしまいます。
その砕石の泥を洗い流し、搬搬入手間の課題を解決するため専用潜熱蓄熱材を開発して採用しています。
(写真はファース専用タイトプレート)

タイトプレートは、25℃を中心に水の20倍以上の蓄冷、蓄熱をする能力を持っております。
また20℃以下の低温と30℃以上の高温は極端にその蓄熱量が少なくなります。
そのメカニズムは、1kg(1リッター)の水を凍らすには、水から80kcalの熱を奪わなければなりません。
また、その氷を水に戻すには同じ80kcalの熱を与えなければなりません。

水の比熱が1.0ですからその80倍もの比熱に相当します。
タイトプレートはPP容器の中に特殊ジェルを封入しています。
温度変化で固体から液体、液体から固体に状態変更して蓄熱量を増やします。

ファース工法は、太陽熱を空気循環で床下のタイトプレートや構造体等に蓄熱します。
これからの夏は、エアコンでタイトプレートを25℃前後にキープしたまで保持します。
このタイトプレートは、25℃を中心とした温度に蓄冷作用をするように処方しています。

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