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「あなたたちが話しているのは、お金と経済発展がいつまでも続くとのおとぎ話ばかり、
恥ずかしくないのでしょうか!」スウェーデンの環境活動家で16歳のグレタ・トゥーンベリさん(写真)が9月にニューヨークで開かれた国連気候行動サミットで、地球温暖化対策に本気で取り組んでいないと、大人たちを鋭く叱責した演説でした。
当事国は、子供の戯言だと誹謗中傷する国もありますが、謙虚に顧みる必要があります。
地球温暖化と思える自然災害が相次いで発生しているにもかかわらず、売り手側の都合で延期することにグレタさん同様に大きな憤りを覚えます。
エネルギー資源の殆どを輸入で賄う我国は、家の断熱方法で冷暖房に使用するエネルギーを大幅削減する余地があります。それを先送りする愚策を実施するのです。
省エネ法は、2020年の義務化になる予定でしたが、ハウスメーカーなどの売り上げ影響でGDPにまで響くと判断したのか、いきなり「省エネ性能の説明義務」と云う、革靴の上から痒い所を掻くような半端な状態となりました。
グレタさんの怒りが聞こえて来そうで恥ずかしさを感じてしまいます。
ハウスメーカーは、全国にいる社員教育や下請け建築業者、協力業者に対して断熱と気密性能を出すための教育システムの実践が物理的に困難だからです。
住宅の省エネ「基準」がやがて「規制」になるのは、必然とも言えるのでしょう。
私達工務店経営者は、国の基準や規制に沿うよりも、そのような技術を積極的に採用し、業界をリードできるのも地域で小回りの利く小規模工務店の利点でもあります。
地域工務店は、経営者の決断ひとつでゼロエネルギー住宅の建築施工が可能となります。
私達ファース・グループは常に「省エネ義務化」に対応できる家づくりを行っています。
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