豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

温熱検査員の資格講習試験…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2020-06-08 19:18:28 | ファース本部

 

一般の工務店では、家づくりにおける温熱環境の熱損失係数(Q値)などの熱計算をご自分で出来る人は少ないと思われます。

私達ファース・グループではファース加盟工務店1社に必ず1名以上の「ファース施工検査員」をおくことを義務化しております。

 

毎年3回、2日間がかりで検査員講習を北海道北斗市本社で行い、二日目には考査試験を行い、70点以上の得点取得者に「ファース検査員資格照明証書」(写真)を交付しております。

今年はコロナの影響で5月開催は延期となり、7月9日10日の2日間で行われます。

 

ファース検査員講習では、温熱計算のスペシャリストになって頂く事を目的にしていますが、ファース工法の家づくりの順序や仕組み、要点なども同時に講習します。

熱計算では熱損失係数の算出の勉強を行い、考査試験では実際に熱損失係数(Q値)を計算で導き出す計算式が出題されます。

 

断熱材の厚さ(d)のメートル単位を、その断熱材の熱伝導率(λ)で割ると熱抵抗値(R)が出ます。その「R」の逆数が熱貫流率(熱を逃がす量)となります。

この他に隙間や換気から逃げる熱量を空気の「比熱」と空気量、換気回数で計算します。

このような計算で総熱総熱損失量を求め、それを延べ床面積で割った数値がQ値です。

 

昨今は吹き抜けや天井高など、延床面積の出し方に課題があるとして「UA値」を表記するよう指導されています。UA値とは、床、外皮、天井(断熱材のある)、開口部から逃げる熱量の平均値で、住宅の断熱性能を表記します。

 

本来は、平均値より総熱損失量が解れば暖房費用などの計算に活かせます。

ファース検査員講習では、暖房費用の算出が出来る熱損失係数を講習しています。

ファース工法で家づくりを行うお施主様には、個別に算出の熱計算書をご提示します。

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