私達は、カラダ全身を気温24℃前後の熱で包まれていることが快適さを感じます。
春先の気温24℃の時は、普通の衣服をまとったままで極めて自然なので、とりわけ快適さを意識する事もありません。外気がどうであろうと、そのような空間を作ることが快適空間を構築するために必要な家づくりなのです。
先ずは断熱と気密性能が優れていなければなりません。
断熱材をいくら厚くしても、隙間があれば暖気がそこから逃げ出してしまいます。
やはり気密性能は絶対的に必要であり、断熱力の全くないビニールハウスが保熱しているのは、気密性能が大きく効いているからでしょう。
表題のような「日向のような暖かさ」とは、対流暖房のように温風を吹き掛けるエアコン暖房でも、足の裏だけを熱する床暖房でもありません。
床面温度、壁面温度、天井面温度と室温が総て23℃になった時こそ「日向のような暖かさ」のような自然な温かさを覚えるのでしょう。これを輻射熱暖房と云います。
むしろ暖房をしている事を忘れされるような空間こそ、理想的な暖房空間です。
外部が氷点下でカラダがカチカチに冷やされた状態でも、24℃の輻射熱空間に入ると短時間でカラダの芯まで熱が届くため、寒さを感じなくなります。
外気の寒さにカジカンダ手足やカラダは、真っ赤に燃えたストーブにあたると癒されますが、背中は温まっておりません。
床面温度、壁面温度、天井面温度と室温が総て24℃の家屋内に入れば暖房空間にいる事を意識しません。
春先の「日向のような暖かさ」では、それが暖房ではなく、自然がくれた暖かさなのです。
私達の「#ファース」研究は、常に日向のような空間を家屋内に構築するための研究開発を行っております。写真はファースの家の内部で日向のような暖かさです。
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