山の道具のこだわりはそれぞれ。こだわったらキリが無いが私はといえば、ナイフである。子供の頃は「肥後守」にはよくお世話になった。子供が買える唯一の刃物、それが肥後守だった。駄菓子屋にいくと山積みになって置いてあった。このナイフ、鉛筆削りはもちろん、コマの芯作りなど、当時の子供の必須アイテムだった。高校から山を始め、キャンプで使用するためのナイフを求めたのが、当時定番のバック(BUCK KNIVES アメリカカンザスナイフ)だった。バックは折りたたみのナイフで、革製のケースに入って手頃な値段なので、心をくすぐったのだ。
肥後守(兵庫県)。良く手指を切ったものだ。当時10円(昭和20年〜30年)今は1000円前後から販売している。
上段、秋田五城目ナイフ(剣鉈、ナガサ) 一関卯一郎作 全長33cm 刃長19cm 革製鞘付 (革製鞘は見栄えはいいが、湿気を含んで刃物が錆び易い)
中段、土佐刃物 全長21・5cm 刃長9cm 革製鞘付
下、 接木刃(おけや) 全長23、5cm 刃長10cm
五城目ナガサは渓流雑誌で見て、27年ほど前に家族で白神にキャンプに行った際、五城目の一関卯一郎宅にて購入したものである。この刃物は秋田マタギが使用ていたことで有名である。
土佐刃物は5年前の四国行きの際現地で購入したものである。このナイフが小ぶりで一番使用している。
接木刀は用途とは別のようだが、使いやすそうだとネットで5年ほど前に購入したが、折りたたみで、コンパクトになり切れ味もよく使用している。
この項を書きながら、刃物熱が再燃し、いくつもポチってしまった(苦笑)
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