2024年11月~12月に配信された韓国のドラマです。謎の組織から逃げ出した5人が家族に成り済まして、国内を移動しながら組織から逃げています。ある地方都市に着くと、いきなりトラブルに巻き込まれますが何とか対応し、動物病院を初めます。しかし、その町には何やら不穏な動きがありそうで、悪人たちが跋扈しているような・・・
ちょっとビックリするような暴力的展開に驚きましたが、コメディー調の演出と実は・・・ . . . 本文を読む
ピエロ・マルティン著、朝日新聞出版刊現代社会のあらゆる面で基礎となっている単位の国際基準である「国際単位系」は、下記リンクに示されている様に「基本単位」と「組立単位」に分類されています。本書は、「基本単位」の意味と単位の成立過程や成立に貢献したり発見したりした人物を紹介しつつ、分かり易く、内容を解説しています。理科系の人であれば、常識の範囲の事柄が多いものの、登場する人物やエピーソードは、中々興味 . . . 本文を読む
2022年製作の韓国の映画です。全国でトップテンに入る者だけが入れる高校で落ちこぼれている男子が主人公です。母子家庭で豊かではないものの特待生として入学しましたが、担任の数学の先生からは、普通校への転校を進められています。ある晩、学生寮の友人達に頼まれ、酒と食べ物を買いに出掛けますが、帰ってきた時に警備員に見つかってしまい・・・
ありそうな話ですが、中盤からは思い掛けない展開が続き、暖かい感動に . . . 本文を読む
R.P.ファインマン著、大貫昌子約、岩波書店シリーズものらしい「困ります、ファインマンさん」を読んで、とても面白かったので、本書を手に取りました。本書は、下記リンク中の「エッセイ・伝記」中の一作目に当たります。上下二巻で、ファインマンの好奇心旺盛で偏見や先入観の無い、純粋無垢な好奇心に突き動かされて、興味を持った対象に向かっていったエピソードの数々が語らえています。
今風に言えば「一切忖度無し! . . . 本文を読む
2019年日本公開の香港の映画です。主人公の女性は香港の旅行代理店に勤務しているが、突然、疎遠であった父親の死亡の知らせを受ける。母親は既に他界したようだ。父親が経営していた食堂の従業員と共に葬儀を営んでいるところに、異母妹二人(母親はそれぞれ別のようだ)が葬儀に参列する。葬儀後に、三人は主人公の家に向かい自然に仲良くなる。
三人共に、同じ父親の子供ながら異なる境遇に育ち、それぞれに家族との . . . 本文を読む
山舩晃太郎著、新潮社刊熱血球児が夢破れて野球への夢を諦め、次に見つけた目標が・・・・・ほとんど英語力が無いまま、アメリカの大学院への入学を志して、単身渡米し・・・・・
驚異的な情熱と努力で、入学の門をこじ開けた著者は、その後も猛烈な努力を積み重ね、やがて、海洋考古学上、画期的な論文を完成させて、更なる高みを目指します。
信じ難い挑戦の連続にハラハラドキドキ。明るく分かり易い文章に、グイグイ引き . . . 本文を読む
2024年公開の日本映画です。幕末の武士が、現代の時代劇の撮影現場にタイプスリップしてしまう物語です。久し振りにワクワクドキドキの脚本に触れた気がします。出演陣の力演も光ります。主演陣の入魂の演技も天晴れ。文句の付けようのない作品でした。-----------------------------○侍タイムスリッパー-----------------------------評価は5です。※壁紙専用の . . . 本文を読む
「大雪海のカイナ」の続編で終結作品が、やはりアマゾンプライムで見られるのです。早速試聴したら、見事な出来で素晴らしい!--------------------------------------○大雪海のカイナ ほしのけんじゃ --------------------------------------評価は5です。※壁紙専用の別ブログを公開しています。〇カメラまかせ 成り行きまかせ . . . 本文を読む
佐木隆三著、文春文庫刊日本が富国強兵の為に必須と判断して建設した八幡製鉄所で働き、後に宿老と呼ばれる職人の最高位に就き、98歳で死ぬまで鉄作りに携わっていた田中熊吉の生涯を軸に、周囲の人々や出来事を辿った物語です。
著者の佐木隆三はさんは、「復讐するは我にあり」で直木賞を受賞して著名ですが、作家になるまでは、八幡製鉄所で働き、最後は社内報を作る部署に配属され、田中熊吉さんに何度かインタビューを行 . . . 本文を読む
2023年に放送された日本のテレビアニメ作品です。最近読んだ弐瓶勉さんの「人形の国」が独特で面白かったのですが、弐瓶さんが原作を手掛けた本作がアマゾンプライムビデオで見られるので早速鑑賞しました。CGと手書きのハイブリッドと思しき作品で、細部まで作り込まれた映像、音楽など素晴らしい出来で驚きました。終結に至らないので続編があるはず・・・と思ったら・・・----------------------- . . . 本文を読む
岩崎育夫著、中公新書刊シンガポールの知識は、以前は日本人の人気観光地であったことと、国民一人当たりのGDPが日本を上回っていること、そして、水を対岸のマレーシアから輸入していることくらいでした。目立った資源がない極小の国が、何故、先進国の一員になれたのかという疑問が頭の片隅にあったので、本書を手に取りました。文体が平易で無駄がなく、シンガポールの基礎となったイギリスの植民地時代から説き起こし、大ま . . . 本文を読む
2020に放送されたWOWOWのテレビドラマです。下記リンク先にドラマ製作の切っ掛けが説明されていますが、一話、13-14分の四話の作品で、簡素で完成度の高い作品です。コロナ禍で、総てに初めての手法を取り入れたそうです。何と言っても、主演の吉田羊さんと大泉洋さんが素晴らしい演技を披露していて圧巻でした。前例の無い製作手法と、簡潔な脚本に必要十分な情報を載せ、名優が見事な演技で見せています。コロナ禍 . . . 本文を読む
茨城県立陶芸美術館で開催中の展覧会を観賞しました。岐阜県現代陶芸美術館コレクションから、「ヨーロッパ陶磁にみるモダンデザイン100年」の代表的な作品を展示していました。マイセンの19世紀後期の「貼花鳥飾蓋付カップ&ソーサー」は、技巧を凝らした作陶と彩色の見事さが窺えました。最近は視力がかなり落ちているので、単眼鏡で観賞しましたが、その繊細で緻密な技術に圧倒されました。それ以降のアールヌーボーやアー . . . 本文を読む
茨城県立近代美術館で開催中の展覧会を観賞しました。「開運!なんでも鑑定団」で何度か作品が出品されました。私の年代では、過去に何度もマスコミで紹介されていたので知っていましたが、展示されている作品が思っていたよりも多彩で、楽しめました。31歳の若さで亡くなったものの、多彩で沢山の作品を残しており、今日でも斬新さが色褪せることは無いように思います。圧倒的な存在感が会場に溢れていて、充実した時間を過ごせ . . . 本文を読む
杉本貴司著、日本経済新聞出版今まで、アメリカのネット関係の成功者をテーマにした書籍を色々読みました。アマゾンでの評価を参考にして選んだお陰か、ほとんどが良い読後感でした。
日本人の成功者の著作は、アメリカ人が書くものとはかなり違った表現で、事実だけでなく人柄や信念などの人間性を色濃く反映している様に感じます。「プロジェクトX」の様な人間ドラマ仕立ての傾向を感じます。しかし、どちらの書きぶりも内容 . . . 本文を読む