日高義樹著、徳間文庫刊
本書は2012年出版ですが、元々は1973年に出版された物の再出版のようです。ペンタゴン(国防総省)の成立と発展の過程を振り返ると共に、ベトナム戦争の終結で、アメリカ人が深い挫折感と軍部への不信が高まった時期の著作です。
今日でも世界最強の軍隊を擁するアメリカの中枢機能を担い、暗躍を繰り広げた様子が紹介されています。
自由の国アメリカの国民が、大統領選挙を巡って分断さ . . . 本文を読む
2015年製作のイギリス映画です。長年追跡していたテロリストが、ケニアの首都ナイロビに潜伏していることが分かり、イギリス軍は、アメリカ軍及びケニア政府と合同でテロリストの捕獲作戦を開始した。
アメリカが所有するドローンを使って、偵察を行い、カイロ政府の現地部隊が捕獲する作戦である。
周到な準備により、テロリスト達の動向を確認し、目標のテロリストの存在を確認したが・・・。
驚異的な進歩を遂げた . . . 本文を読む
小川哲著、早川書房刊
カンボジアで一時政権を取り、共産主義の実現と純化の為、邪魔になる知識人などの国民を大量に虐殺したクメールルージュの時代を中心に描かれた作品です。
登場する人物の名前、日時、場所が冒頭に記された短い文章を積み重ねて、複雑な社会状況と、それぞれの人物の物語を語りながら、ゆっくりと終局へ導いています。
この手法によって、それぞれの人物の視点から、同じ風景が少しずつ異なって描き . . . 本文を読む
健康の維持の為に、歯が非常に大切なことは、現在では常識と思います。しかし、半世紀以前は、それ程気にする人もいなかったように思います。幸い私は、体質なのか比較的虫歯が少ないようです。
40歳代に、歯科医師会の連続講演会で、歯にまつわる様々なことを知りました。歯を大切にすることは、健康を守る上で非常に大切であること分かりました。
磨き方の講習もありましたが、余り力を加えず、まんべんなく隅々まで時間 . . . 本文を読む
黒木亮著、日経文芸文庫刊
後にJFEスチールになる川崎製鉄の創業者西山彌太郎さんの評伝です。
戦後に活躍した松下幸之助さん、本田宗一郎さんなど、著名な方々に比べ、全く知名度のない人物を扱った本書を手に取ったのは、「鉄のあけぼの」というタイトルに惹かれたからです。
著者の黒木さんの名前にも初めて触れました。黒木さんの略歴を見ると、私とほぼ同世代で、国際金融の世界で活躍されたようです。
読んで . . . 本文を読む
2014年公開のオランダの映画です。後に世界の海を制覇するイギリスの攻撃に晒されて、大きな被害を受けていたオランダは、政治的な対立が激化し、有効な防衛策が取れない。そこで、新しく政権を担った人物が提督に任じたのが主人公のミヒール・デ・ロイテル。平民出身であったが、軍事的才能に優れたミヒールは、以後の海戦でイギリスに何度も勝利し、オランダは危機的な状況を脱した。
その一方で、政治的対立が長引き、陰 . . . 本文を読む
葉物野菜は色々ありますが、このところ好んで食しているのはチンゲンツァイの炒め物です。ニンニクと生姜をみじん切りにしてオリーブオイルで軽く炒めてから、ベーコン(もどき)を炒め、少し焼き色が付いてきたら、チンゲンツァイの茎の部分と椎茸を入れて炒めます。
途中、少量の塩と胡椒を振り、大体8~9割(と思う)炒まったら、チンゲンツァイの葉の部分を入れ、30秒程度炒めて出来上がりです。葉の部分は火の通りが早 . . . 本文を読む
高根英幸著、グランプリ出版刊
コロナの影響なのか、散歩や自転車で散策している人が増えているように思います。
変形性関節症で散歩の出来ないので、シティサイクルで、20-30kmくらい「散歩」しています。
出会う自転車散歩の方々の多くが、ママチャリに載った高齢者ですが、若い人は、私と同じような自転車に乗っています。
しかし、たまにクロスバイクの若い人や、ごくたまに本格的なロードバイクの人(年齢 . . . 本文を読む
複数の電気機器を机で使う際に、延長コードを使っていますが、折り畳んであるコードを延ばして、使用した後、元の状態に戻すのが面倒です。
リサイクルショップでたまたま目にした商品が気に入って購入しました。未使用品で、販売価格の1/3~1/2の値段でした。
画像下の通り、でんでん虫のような形をしており、電源プラグを取り出して、コンセントにつなぐと、中央部のコンセント2口から電気を取り出せます。
リー . . . 本文を読む
リー・チャイルド著、講談社文庫刊ジャック・リーチャーシリーズの、原作で13作目、翻訳で6作目の作品です。
今回は、ニューヨークで地下鉄に乗り込んだリーチャーが、自爆テロの疑いが濃厚な女性を見掛ける場面から始まります。
女性に声を掛けたところ、思いがけない展開に。その後、政府機関の職員と思しき男たちに拉致されたり、美しい女から頼み事をされたり。更に新進気鋭の政治家との駆け引きと、次々に謎が謎を呼 . . . 本文を読む
2019年日本公開のイギリスとフランスの合作映画です。
主人公のジュリエットは、第二次世界大戦での空襲で両親を亡くしたイギリス人の女性です。
戦後、作家として売り出し中の彼女は、ある時、ドーバー海峡にあるイギリス領のガーンジー島の読書会のメンバーから手紙を受け取り、その読書会に興味を持ち、島を訪れます。
読書会のメンバーは個性的な人揃いで魅力的ですが、取材の申し出をすると、妙によそよそしい態 . . . 本文を読む
五木寛之著、講談社刊
五木さんの親鸞シリーズの二作目です。越後に流されて、1年が過ぎたところから物語が始まります。
一作目と同様、個性的な人々が登場します。異形の集団が加持祈祷によって天候を操り人々の病を癒やしたりして、貧しい人々の尊敬を一身に集めている。
春になって、その集団が山から下りてきて、待ち侘びる人々の前にやってくる。その時目撃した親鸞が、その集団を率いる一際怪異な容姿の人物を目撃 . . . 本文を読む
2019年公開のアメリカ映画です。ある仕事の為に雇われた男たちが、指示に従って銀色のケースを奪うことになった。
情報、運転、資材調達、襲撃のプロ達が集められたが、指揮するのはアイルランドなまりの女性だ。
襲撃を担当する男が、執拗に質問を繰り返すが、肝心な情報が得られないまま襲撃の日がやってきた。緻密な計画でケースの奪取に成功するんだが・・・。
ハードボイルドの御正道まっしぐらの脚本で、私の好 . . . 本文を読む
鍛冶俊樹著、文春新書刊
本書の構成は、1.国防の常識 2.軍隊の常識 3.兵隊の常識 4.陸軍の常識 5.海軍の常識 6.空軍の常識 7.現代戦の常識 8.自衛隊の常識です。それぞれの基礎知識について、世界と日本のそれぞれを解説しており、読み進めていくと、軍隊の性質、役割、組織、統制、関連事項を整理して理解することが出来ます。
元自衛官なので、自衛隊の現状と課題にも触れています。
著者の主張 . . . 本文を読む
最近、プリメインアンプを買い換えましたが、その時、ライン入力のコードが割れていることに気付きました。(画像左下と右下)10年以上前に購入した物で、アンプのRCA端子に、ステレオミニプラグに接続したDAP(デジタルオーディオプレーヤー)などからの再生音を入力する為の物です。無論、逆方向の使用も出来ますが、通常はこの使い方が多いと思います。
購入に当たっては、耐久性と値段を重視して選びました。アマゾ . . . 本文を読む