情景師アラーキー、誠文堂新光社刊
テレビチャンピオンでジオラマの選手権大会を見てびっくり仰天しましたが、本書の作品群も凄い。著者が作った作品がいくつか紹介されていますが、作品の構想、製作の過程、方法、製作のポイント、材料の調達法などがコンパクトに分かり易く紹介されています。とにかく圧倒されました。会社勤めの傍ら、好きだった模型製作を続けているうちに機会があってプロとなったそうですが、努力だけでなく . . . 本文を読む
1960年(昭和35年)製作の日本映画で、「第1話:耳を噛みたがる女:主演:若尾文子」、「第2話:物を高く売りつける女:主演:山本富士子」、「第3話:恋を忘れていた女:主演:マチ子」の3作で構成されています。製作当時の年齢は、若尾さんが27歳、山本さんが29歳、京さんが36歳です。それぞれの美貌が対照的で、演技も素晴らしかった。若尾さんは他の映画でも何度か見ていますが、山本さんは初めてで、役柄を見 . . . 本文を読む
私達の世代には圧倒的な存在である瀬古さんの講演を聞きました。少し前にテレビで話している様子を見てびっくりしました。現役時代の修行僧のような風情を裏切る軽快は話し方で顔もふくよかになっていたからです。果たしてステージに登壇した瀬古さんは旧日とは面変わりし、非常に気さくなお人柄でした。
数多くの講演を経験されているとは思いますが、予想以上に面白おかしく幅広いお話でした。ご自分の生い立ち、実績とその間の . . . 本文を読む
水戸市にある常陽史料館で開催中の展覧会です。キルトだけでなく、リボン刺しゅうという言葉が付いた作品展です。見事な技もさりながら、アンティークのボタンやレースを作品に取り込み、色合い、意匠の幅の広さに驚きました。その一方で、個性というべき全体のトーンがしっかりと統一されています。見応えのある展覧会でした。
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島田雅彦著、ベスト新書刊
本当にこんなこと書いても良いのか、という下世話な話が2/3くらい続いて、終盤に本論が来る感じです。「ヘタレ」の意味は、著者一流の表現で、世間の常識からの逸脱を恐れることなく生きることだと理解しました。本書全般に、過激ながら真っ当な主張だと思います。
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サツマイモのスイーツは以前も作りましたが、さほど美味しくなくてあきらめていました。柚をたくさんいただいたので、今回はそれを使って作りました。
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①サツマイモを細かく刻みます。大きいと芯の部分がほくほくしたまま残ってしまい私の好みに合いません。
②これをレ . . . 本文を読む
松岡慧祐著、光文社新書刊
本書は、グーグルマップが現代人にどのような影響を与えているのか、今後どのような展開があるのか、また望ましい展開の方向を示しています。
地図が社会経済へ大きな影響を与えていることは理解していますが、今日では地球上のほとんどが地図化され、あまつさえ、グーグルマップのごときは、神の視野を手に入れたに等しい感じがします。(初めてグーグルアースを目にした時の感動と感覚はそんな感じで . . . 本文を読む
料理を撮影する時はホワイトバランスの設定が難しい。設定されている「蛍光灯」などの項目を選択したり色温度を直接指定しても中々色が合わない。そこで、ホワイトバランスカードを買おうかと思いネットで調べたら、例えば下記のURLなどの製品は安価で結構評価が高いことが分かりました。大きさも様々です。そのいくつかを良く見ると、ネックストラップに付けるものなど便利そう様々です。
また自作の方法を紹介したものがあり . . . 本文を読む
ニコラス・ミンク著、原書房刊
小さい頃、塩鮭をご飯のおかずで食べましたが、非常に塩辛かった記憶があります。本書は、鮭の保存、流通の変遷と、それによる食べ方の変化を紹介してます。かつては塩蔵、燻製、乾燥が主たる保存方法でしたが、缶詰の開発で世界中の食卓に鮭が普及し、鮭缶を利用した献立がたくさん考えられてとのことです。しかし、冷凍、冷蔵技術の進展によって、生の状態で世界中に普及しレシピも変わったとのこ . . . 本文を読む