TBS『お江戸粋いき!』制作スタッフ編、東京書籍刊
手作りの仕事には人の工夫が何層にも積み重なっています。少しずつ少しずつ、紙一枚一枚を積み重ねるような技の改良や、偶さか生まれる天才の画期的な技の進歩によって、次第次第に高みに向かって行きます。取り分け、江戸時代からの伝統を受け継いだ手仕事は、技術だけでなく、粋な江戸文化を体現した素晴らしさがあります。本作は、TBSの『お江戸粋いき!』という番組で . . . 本文を読む
「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」は、アンソニー・ホプキンスがレクター博士を演じていましたが、本作ではギャスパー・ウリエルが演じています。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ハンニバル・ライジング_(映画)
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青木高夫著、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊
かつて、日本で開発されたパソコンのOSである「トロン」が日米貿易摩擦でアメリカ合衆国によって抹殺されたことは事実であると思い、憤りを感じました。また、EUがISOの規格作りで優位に立ち、環境や品質に関する様々な基準を作り出しました。そして、それらの基準をデ・ファクト・スタンダードにして、満たさない製品の輸入を認めないなどの措置を執ったのでした。その行 . . . 本文を読む
茨城県陶芸美術館の展覧会です。浜田さんはいわゆる人間国宝の第一号とのこと。また、柳宗悦氏とともに熱心な民芸運動の担い手であったとのことです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/濱田庄司
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麻生幾著、幻冬舎刊
麻生さんの著作のうち2番目に読んだ本です。下記URLによれば、前回に読んだ「エスピオナージ」は2008年に刊行されたましたが、本作はその翌年に刊行された作品です。全編に緊張感がみなぎり、ぐいぐいと作品に引き込まれる気がしました。主人公の性格が少し誇張されているように感じましたが、警察官僚の中のキャリアとジカタなどについては、知人の話に合致し、リアルな感じがしました。組織を背負っ . . . 本文を読む
地元のデパートで開催された展覧会を観てきました。花入れ、器、箱など、多様な作品群が展示されていました。私の手に届くような値段の作品も。幾つか息を飲むできばえの作品がありました。器と箱です。箱は、ケヤキ素材の木目を生かしたものが秀逸でした。また、器は、陶器のような趣の端正な作品が魅力的でした。杯は古典的なデザインのものが殆どでありながら、簡素な形が気高さを表現していました。しかしながら、実験的な作品 . . . 本文を読む
青木智也著、茨城新聞社刊
「いいまつがい」シリーズに次ぐ面白い本に巡り会った気がします。本書の著者は茨城生まれで、横浜に勤務後実家にUターンし、ホームページを立ち上げたのだそうです。本書はそのホームページを書籍化したもののようです。
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URL => http://www.ibaraking.com/
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茨城県近代美術館で開催されている展覧会です。ベルギー北部の都市アントワープにある王立美術館の所蔵品のうち、ベルギーが独立した1830年以後の近代美術のコレクションから70点が展示されています。
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URL => http://www.modernar . . . 本文を読む
常陽資料館
「キルト」という言葉で思い描くイメージは、結構類型的なのではないでしょうか。男性の私は無論、妻もそうした一人であったようです。端布を縫い合わせたもの、という至極プリミティブなイメージしか持ち合わせていませんでした。しかし、今回の展覧会の作品を拝見し、キルトの表現領域が非常に広いことに驚かされました。技巧的な面での感動は無論ですが、その色彩や構成に、絵画と同じような広がりを感じたのでした . . . 本文を読む
高坂正堯(まさたか)著、中公新書
このブログでも紹介した国際政治学者の高坂さんの著作です。第一版が1966年(昭和41年)で、私が手にしたのは、2002年の第41版なので、読み継がれている名著なのだと思います。国際政治の働きを戦争と経済の側面から説き起こし、その最大の眼目である世界平和を達成する為の思想や取り組みを検証しています。
本書で私は下記の言葉に感銘を受けました。
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水上勉著、横浜録音図書発行
本作を聞いたのは二度目です。主人公の少女「まつの」の来し方を、叙情豊かに描いていて秀逸です。また、まつのを取り巻く人々の暖かさがリアルで心が暖かくなりました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/水上勉
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今野敏著、新潮文庫刊
本書は、今野さんの「警視庁強行犯係 樋口顕シリーズ」の第一作目です。このシリーズは二作目が「朱夏」、三作目が「ビート」です。今野さんの作品は「隠蔽捜査」シリーズで知り、非常に感銘を受けました。キャラが立っているのが魅力でした。本シリーズの樋口警部補も同様で、内面に劣等感を抱えながら、時分に不向きと感じている警察組織の中で誠実に働いています。こうした思いは、多くの読者にも共感を . . . 本文を読む
原田宗典著、横浜カセット文庫
2つのシリーズをあわせて、全5巻、合計485分の朗読作品です。もう一つの作品である「海の短編集」はミステリー調が主でしたが、本作は、実に多彩な作品でちりばめられています。世界各国の旅行の途上や、ある国のある場所に由来する品々にまつわる曰く因縁や出来事などが、きらめく虹のごとく飛び出してきます。星新一さんのショートショートに匹敵するのではないでしょうか。
幾分パターンが . . . 本文を読む
石川博子文、石川源写真、主婦と生活社刊
美しいものや可愛らしいものに魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。一方で、機能的で格好良いものに惹かれる人もいます。出来れば機能的で格好良くしかも美しいものがあったら殆どの人が欲しがるのではないでしょうか。例えばアップルの製品などは、そうした人々の願いに叶った製品を作り出す能力があるのでしょう。恐らくそれは、スティーブン・ジョブスの個人的な価値観や美意識 . . . 本文を読む
2006年に公開されたアニメ映画です。原作は筒井康隆さんですが、私は原作を読んでいません。氏の作品では、他に「時をかける少女」も映画化されました。良い作品でした。本作の概要は下記のURLに紹介されています。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki . . . 本文を読む