高木晴夫著、ダイヤモンド社刊
大分前のアメリカ映画(あるいはテレビドラマか?)で、殺される金持ちの車がトヨタのセルシオでした。それを見て、この金持ちは中途半端な金持ちなので、セルシオに乗っているのか?、と思っていました。ところが何年かして読んだ本によると、トヨタは、アメリカでセルシオを売るに当たり、アフターサービスに力を入れ、車が故障した際に、ヘリコプターを使って対応した事が話題になり、アメリカで . . . 本文を読む
水戸市の常陽資料館の展覧会です。最近では余り見かけなくなった風呂敷は、私が社会に出た昭和50年代には、まだ使われていました。印象的なのは、仕事の書類を風呂敷で持ち歩く姿や、ご進物を美しく包んで差し出す姿などでした。この風呂敷の様々な文様を紹介すると共に、ものを包む技術を紹介しています。
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ラジオを聞きながら朝の散歩を30,40分。晴れたり曇ったり、その日によって天候も様々、気分も様々ですが、春になったことを実感します。だから、明るさを増して行く空に、世界が動き出す気配を感じて、生きて行くことに感謝です。
今日も、そんな風に散歩していると、通りかかったコンビニに何か変な車が2台。白鷺の糞が沢山掛かったように、車体のあちこちに白いものがべたべたと見えます。(私は近眼で、50mも離れると . . . 本文を読む
小泉和子著、田村祥男写真、河出書房新社刊
本書は、昭和30年代の家庭にあった様々なモノを紹介しています。第1章では『昭和のすぐれもの図鑑』として、「縁側」、「ござ」、「かまど」など、21のモノが紹介されています。また、第2章では『なつかしき昭和の道具』として、「湯たんぽ」、「ミシン」、「盥(たらい)」など、24種類の道具が紹介されています。
著者は、自分が生まれ育った家を「昭和のくらし博物館」とし . . . 本文を読む
茨城県近代美術館で開かれている展覧会です。チラシの表には、土門拳さんが撮影した川端康成さん52歳当時の顔写真が配置され、更に、氏のコレクション中、特徴的な美術品が3点含まれています。
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URL => http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/ . . . 本文を読む
水巻中正(ちゅうせい)著、中央公論新社刊
かつて、「喧嘩太郎」と渾名された武見太郎という方が、日本医師会の会長をしていました。その就任期間は1957年(S32) - 1982年(S57)、25年間という長期に亘ります。私が3歳から18歳の期間になります。その間、テレビのニュースで何度も、その名前を聞きました。子供から思春期の時代だったので、医療制度に関心はありませんでしたが、記憶に残っているのは、 . . . 本文を読む
パソコンでテレビを見ていて、画質が悪いのでうんざりしていたので、是非地デジを見たいと思っていました。色々調べてみて、結局、バッファローの「PDT-H10/U7」にしました。「Windows Media Center」専用なので使い勝手が悪いのは覚悟の上です。
ちなみにアンテナはUHFとVHFの両方を付けて信号を混ぜていて、昔からの古いブースターを2つ経由しての接続で不安でしたが映りました。(実はN . . . 本文を読む
宮本輝作、新潮CDブック発行
宮本さんの作品は、いわゆる「文学」なんだなぁ~、と感じます。本では読んだことがありません。本作は橋爪さんの深みのある朗読で、呆然として聞き入りました。「きっちゃーん」と叫ぶ主人公、信雄の心の切なさは深く胸に染み入りました。戦後間もない大阪の、復興に向けた街の活気や、人々の優しや残酷さ、そして、子供達の純粋さ故の交わりの数々を、誠に細やかにすくい取っており、私自身の来し . . . 本文を読む
増田義郎著、河出書房新社刊
NHKの番組「シルクロード」と「海のシルクロード」を興味深く見ました。東西の文明が、長大な陸路や海路を通して交易した営みに感動を覚えました。しかし、ヨーロッパ人による大航海が、どのような理由で、大きな危険を冒して実行されたのか、あるいは、どのような経過で進められたのかを十分に理解していませんでした。本書は、歴史学者である著者が、そうした事柄を様々な資料を示しながら分かり . . . 本文を読む
水戸市の芸術館で開かれたイベントです。「水戸デザインフェスタ」として第2回目に当たるそうです。あいにくの午前中の雨で、昼過ぎに行ってみると、芸術館の屋根があるスペースで出店していました。小一時間程見て帰りましたが、その頃に、出展者が後から加わっていました。天気が回復してきたのでやって来たのでしょう。
さて、内容は若者向けのものがほとんどでしたが、陶芸などに、大人向けの落ち着いたものが見受けられまし . . . 本文を読む
帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)著、講談社刊
帚木さんの作品は、「閉鎖病棟」を読み、深く静かな感動を覚えました。それで、我が家には、読まれる時を待つ帚木さんの著書が何冊も待機していますが、本著がその次に読んだものです。下記のURLによれば、精神科医として開業しながら、質の高い作品を生み出しているとの事です。
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嵐の日に帰宅すると、近所の人がテレビアンテナが倒れている事を教えてくれました。我が家は2階建てで、結構上りづらい屋根に上り、風が収まらないなかを必死でアンテナを庭に落として事無きを得ました。前々から地デジに移行したかったので、まぁ良い機会かなっ、と思い妻に提案した所、テレビあんまり観ないからアンテナ要らないんじゃないの? ???? よく考えると確かに積極的には観ていなかった。そして、妻を説得するの . . . 本文を読む
鈴木孝著、三樹書房刊
著者は、1928年生まれで、東北大学工学部を卒業後、日野自動車工業(現日野自動車)に入社し、エンジンの設計・生産に励み、副社長で退社後は、京都大学工学博士を取得したそうです。
私は機械工学を専攻したため、こうしたエンジンの話が好きです。工学は理学と事なり、結果を出す事を求められるため、現実との妥協を強いられつつも、理想に一歩でも近づこうとする営みであると思います。特に著者が過 . . . 本文を読む
知性派俳優のマット・デイモンの主演作なので見ました。主人公は、創設間もないCIAで重責をつとめ、実績を重ねて出世して行きます。そして、偶然に巡り会った女性と心ならずも結婚することになり、公私ともに人生の歯車がずれて行く。決して望むことではなく、その時その場面で誠意を尽くしながら対面しても、結局、運命が少しずつずれていくのでした。
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石川真澄著、岩波新書刊
戦後日本の政治の流れを、簡潔かつリアルに記しています。著者は、下記のURLに見るごとく、朝日新聞の記者として活躍し、後に、ジャーナリズムと学問の世界に活動の場を広げたとの事。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/石川真澄
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