2007年公開のアメリカ映画です。舞台はインドです。父親を亡くした三人の兄弟が、ダージリン急行に乗りどこかへ向かいます。三人とも一風変わっていますが、特に長男のスランシスは自己中のようです。何とも奇妙な、そして仲の良くない三人は、それぞれの事情を抱えつつ、父親が残した遺産の分配にも気持ちが動いています。何なんだろーなー、と思っていると、すったもんだの諍いなどを重ねるうちに、次第に兄弟間のわだかまり . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカ映画です。ライフルによる無差別殺人事件が発生し、容疑者が逮捕されますが、その容疑者は、ある男を呼ぶことを要求します。それが主人公のジャック・リーチャーです。演じるのはトム・クルーズで、相変わらず格好良い。どんな映画なのか知らずに見たのですが、私が好んで読む小説のタイプと同じで、一気に見てしましました。
ヒロイン役のロザムンド・パイクは、相変わらずノーブルな美しさですが、父親 . . . 本文を読む
帚木蓬生著、新潮文庫刊
帚木蓬生さんの著作で最初に読んだのは「閉鎖病棟」でした。暖かさを持つ作品で気になる作家になりましたが、その後は「アフリカの蹄」を読んだきりで、「三たびの海峡」と「逃亡」が私の書棚で待機しています。
本作品は、745年に作り始められた奈良の大仏の建設に携わったある男が主人公です。そもそもあれだけの大きさを、当時どうやて作ったのかと思っていましたが、国の総力を挙げて銅や金の採掘 . . . 本文を読む
2011年公開のアメリカ映画です。舞台は東欧で、ある屋敷に娼婦達が集められて政治家を接待しています。ところがここでアクシデントが発生し、逃げ出した娼婦がある事情から追われる事になります。たまたま縁あって(こうした設定がないと物語になりませんが)、主人公の二人の青年が私立探偵としてその娼婦を助けようとします。ところが、ガタイの良い中年のおばさんが登場して、次々と主人公達に関わりのある人達を殺して行き . . . 本文を読む
猿谷要著、中公新書刊
著者は1923年生まれなので大正12年で、私の母より3歳年上です。下記URLによれば、旧制高校から陸軍のパイロットになり、戦後復員した後、東京大学を卒業し、後に米国史を専門とする研究者としてキャリアを重ねたとの事です。
そんな著者による本書は、プロローグとして「歴史の入り口で」と題し、ご夫妻でアメリカ国内を旅した折りの思い出が語られます。この部分は、その後に続くアメリカの歴史 . . . 本文を読む
2012年公開のアメリカ映画です。無実の罪を着せられて刑務所に服役している元警察官が、汚名を挽回する映画です。中々良く出来た脚本で楽しめました。出演陣も堂々の演技で破綻がなく、演出や音楽も良い。まぁ、最後の詰めがやや甘い感じはしますが、素直に楽しめるアメリカ映画です。
出演者では主演のサム・ワーシントンとヒロイン役のエリザベス・バンクスが良かったし、弟役のジェイミー・ベルとその恋人役のジェネシス・ . . . 本文を読む
川崎大師へ行ったついでに、横浜中華街で食事を取りました。今までに三回程度行った事がありましたが、団体で行ったので中華街の中は良く分かりません。今回は友人と計4人連れなので、気ままに散策しながらお店を物色。
名物の中華街の入り口(写真A)、関帝廟(写真B)など、中国色溢れるモニュメントを鑑賞しつつブラブラ。お店は、いわゆるバイキング方式、オーダーバイキング方式が多く、中には980円という結構な品数の . . . 本文を読む
茨城県近代美術館で開催中の美術展です。タイトルにしてから「ワカラナイ」訳ですが、その心は(古いなぁ~)『作品を見て「何を表しているかわかならい」と感じた時に、そのまま通り過ぎてしまわずに、立ちどまってみようという展覧会です。』とのことで、例えば、作品のタイトルや作家の略歴などが隠されており、鑑賞してから見てみたい場合は、自分でめくって見るように工夫されています。収蔵作品から、出来るだけ「???」と . . . 本文を読む
2005年公開のフランス映画です。監督、脚本、制作はリュック・ベンソン。主人公は借金で首が回らなくなった冴えない男です。いかにもチンケな感じがして、借金の取り立てにあっている場面では、どうしようもない感じがします。結局橋から入水自殺を図りますが、突然長身の金髪美人が登場。 ???? それから、冴えない男と金髪美人がしゃべくり合いながらパリの街を歩き回り・・・。で、終盤で金髪美人の正体が明かされます . . . 本文を読む
川崎大師へ行ったついでに、名物の葛餅を食べました。その際、初めてお目に掛かる麩饅頭も食しました。麩まんじゅうは、生麩で皮を作るのだそうですが、2個笹の葉に包まれて出て来ました。(写真A~C)葛餅は久寿餅と表記しており、関東人にはなじみのある姿形で供されました。(写真D,E)
味ですが、麩まんじゅうは粘りと弾力のあるもっちりとした食感でした。久寿餅は、食べ慣れているものと比べ、もっちり感が少なく淡泊 . . . 本文を読む
香原志勢(ゆきなり)著、平凡社刊
著者は人類学、比較行動学を専門とする学者ですが、本書は顔に興味を持つ著者が、幅広い観点から人の顔について論じています。第1章は「構造としての顔」と題し、頭部がどのような骨で成り立ち、他の動物と人間がどのような理由で構造が変わったのかを中心に解説しています。第2章「顔の表情」は、表情を生み出すメカニズム、その表出と受容の有り様などを論じています。第3章「表情としぐさ . . . 本文を読む
しばらく振りで、前厄祓いに川崎大師に行きました。ほぼ20年振りなので、前回の事はすっかり失念していました。乗り込んだ大師線の車両は結構な数の老若男女が乗っていましたが、平日の事でも有り、この人達はどこへ行くのかといぶかしく思っていたら、ほとんどの人が川崎大師へ行くのでした。
しばらく歩いて行くと、10分弱で参道に到着。(写真A)思い出しました。飴を包丁で切るのに、包丁でまな板を調子よく叩いていた。 . . . 本文を読む
すんげぇーっ、という感じのアクション映画です。ストーリーはありますが、全編に亘るアクションシーンが凄い。とにかくリアルです。そして格闘シーンは、分かっていてもリアルファイトに感じるクオリティの高さです。インドネシア映画との事ですが、稀に見る傑作映画だと思います。
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烏龍茶が健康に良さそうだというので、何種類か試しましたが、現在は、凍頂烏龍茶を飲んでいます。画像:AとBがそれです。値段はAがBの二倍位です。でもそんなに高くない。Aが200gで1,000円くらいですから。で、茶葉はAがC、BがDで、Cは葉っぱだけで、Dは、茎っぽいものも入っています。
淹れる際は、CとDを茶さじで合計3杯程度で、割合は色々です。Cがその様子です。何となく、単品よりも混ぜた方が美味 . . . 本文を読む
岡崎京子作
映画化された原作を読みました。女性向けの作品は、十代に姉の月刊コミック誌を読んでいたので、大島弓子さんや萩尾望都さんを愛読していましたが、その後はさっぱり読んでいませんので、本書は恐る恐るの感じで読みました。
主人公のりりこのリアルさに圧倒されました。そして映画化に際し、沢尻エリカさんを選んだのが納得できる気がします。(映画はこれから見ますが)破滅型のキャラクターがぴったりのような気が . . . 本文を読む