ASCII刊
マイクロソフトのオフィスを本格的に使い始めたのは「Office95」からでした。ワードとエクセルを中心に使用しましたが、アクセスもボリュームのある計画管理に使用しました。それ以前は、DOSベースで、ワープロソフトに管理工学研究所の「松」、データベースに同じく「桐」を、表計算に「ロータス123」を使用しており、移行するの手間取った記憶があります。特にWindows95が非常に不安定で . . . 本文を読む
たかがゲームの映画版だという思いから見ていなかったのですが、息子が激賞していたので、シリーズ三本を固め打ちで見ました。主演のミラ・ジョヴォヴィッチは、かつての「フィフス・エレメント」で見ましたが、当時は「まぁこんなものかなぁ」という感じで見ていました。しかし、本シリーズでの存在感の確かさにビックリ。身体が筋肉質で、鍛錬の様子が窺われます。そして表情が良い。決して美形ではないと思うのですが、知性や . . . 本文を読む
橘右橘(たちばなうきょう)著、河出書房新社刊
著者の後書きによれば、本書はほんの入門書のようです。しかし、今まで気になっていたことが、本書で氷解されました。いわゆる江戸文字には、歌舞伎用の勘亭流、寄席文字、相撲字、千社札に用いる江戸文字があるのだそうです。
本書の最後にそれぞれの文字の書き方が出ていますが、勘亭流が草書で後に行くに従い楷書に近くなる、という感じです。そして、様々な作品が紹介されてい . . . 本文を読む
奥田英朗著、文春文庫刊
伊良部シリーズ2作目にして、直木賞を受賞した作品です。今回も5人の個性的な性格の、様々な職業に就いていて、精神を病み始めた人々が登場し、話がハチャメチャで、それでいて、結果的に的確な治療を施して行きます。
題名の空中ブランコは、第一話の登場人物の職業が曲芸師で空中ブランコが上手く演じられない、という内容です。このシリーズを読んでいると、登場人物の悩みに自分の悩みが重なりま . . . 本文を読む
ヒートアイランドシリーズの4作目を読みました。第1作目が映画化されたものも良かったのですが、原作は、やはり良い。つい夢中で読んでしまい、結局睡眠時間を削って、一晩で読み終えてしまいました。
描かれているのは、成長と喪失です。人が成長する過程で、必ず何かを失って行くことが、前向きにかつ悲しく描かれています。相変わらず、ジェットコースターのような展開でありながら、緻密な筋書きで、読んでいて破綻があり . . . 本文を読む
杉浦日向子著、筑摩書房刊
葛飾北斎、その娘お栄、そして居候の善次郎の3人が主な登場人物です。北斎は再婚していますが、後妻とは別居しています。そして先程の3人が同居しており、様々な人間模様に出会います。相変わらず切れ味の良い美男美女を描いており、中には、ぞっとするような良い女が登場します。「その18」で登場する滝山は、実に凄みのある表情を3度見せます。美というのは、人の常識や理性を超えた彼方にあるこ . . . 本文を読む
NHKソフトウェア制作
近くて遠い国と日本で言われる韓国は、確かに分かっているようでほとんど知らない国です。近く旅行することになっているので、韓国のことを知りたく、このビデオを見ました。
もう20年位前、韓国の大学の教授とお会いし、半日くらいお話をしました。彼の話で印象的であったのは、韓国では儒教の考え方が生活の隅々まで浸透しており、年長者を尊重する気風が強く、同時に保守的な在り方が普通だと言っ . . . 本文を読む
垣根涼介著、新潮社刊
久々の垣根さんの著書です。「君たちに明日はない」シリーズの3作目で、4つの物語が収録されています。正直、読み始めて少しがっかりしました。少しだれているかも、と思いました。しかし、次第に垣根さんの良さが発揮されて、3作目で涙し4作目で明るい光に包まれたような、心持ちになりました。また、リストラを請け負った会社が属する業界の状況が丹念に取材されているようで、それぞれの業界に固有 . . . 本文を読む
1950年制作の黒澤明監督の映画です。終戦のたった5年後に制作された映画ですが、美術、音楽とも優秀です。今日的なテーマですが、当時としては、かなり突っ込んだ内容の作品だったのでしょう。
作中、主人公が、大きなオートバイで東京を走り回りますが、山手線と思しき駅近くでも、広い空き地が広がり、建物は低層階です。また、キャバレーの場面が出て来ますが、ホステスさんが和服であったりして、ビックリしました。し . . . 本文を読む
杉浦日向子著、筑摩書房刊
本書は、タイトルの作品を含む小編が24編収録されています。そのうちの多くが、明治維新期の学生3人を主人公とした話で、それぞれに個性的で輪郭がはっきりとした人物像を描いています。江戸ものとは異なり、普通の画風ですが、女性ならではの男性像が描かれています。
評価は4です。
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東京映像社制作
島根県の長田安史さんの手仕事の紹介です。昔は、風呂敷以外に湯上がり時の(今で言うバスタオルに相当する)ものなどを染めていたそうですが、現在では、風呂敷としての用途が種であるとのことです。安史さんが図案と染め、弟さんが糊付け、息子さんが糊の流しという役割分担だそうです。
布製の筒(ケーキを作る際の飾り付けに使う、三角コーン状のもの)に手作りの糊を入れ、あらかじめ描いた下絵に糊を乗せ . . . 本文を読む
ドミニク・パケ著、「知の再発見」双書82
古代から近代に亘る美女の諸相について語っています。「美女」のあり方は、個人の価値観や好みにより異なりますが、最も大きい要素は、時代の雰囲気と価値観のようです。たとえば、中世ヨーロッパでは、キリスト教の思想により、女性の美しさは、信仰への帰依の程度によるとされていたり、後の一時期、ふくよかな肉体が美女の条件であったが、それ以外の西欧史では、痩身の女性が美女 . . . 本文を読む
浅田次郎さん原作の映画化です。残念ながら原作を読んでいませんが、辛い出来事の連続にも関わらず、様々な人の立場や生き方を否定しないで、優しい気持ちになれるのは、恐らく原作の良さなのだと思います。原作を読んで、映画との違いを確認しながら楽しみたいと思います。心が洗われ生きていて良かったと感じさせてくれる作品でした。
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開高健著、高橋写真、集英社刊
大きめのご覧のような書籍です。本書は、釣りのために中米のコスタリカへ行きますが、異常気象により、乾期であるにも関わらず降り続く雨にたたられて碌な目に遭わなかった釣行期と、宝石の数々を目福とするため、スリランカへ旅した旅行記です。
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URL => http://ja.wikip . . . 本文を読む
東京映像社制作
東京の篠原儀治さんとご家族で風鈴を創っているそうです。朝一番で、ガラスを溶かす炉にコークスを投入して残り火を復活させることから一日が始まります。すべて手作業です。下記でURLの篠原治さんは、息子さんのようです。
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URL => http://www.edofurin.com/hyou . . . 本文を読む