ビジュアルヴック社発行
ミケランジェロは、その様々な名品で知られています。特に「ピエタ」は素晴らしい。もちろんフィレンツェで有名な「ダビデ」も素晴らしいけれども。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ミケランジェロ・ブオナローティ
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中島敦著、新潮CD、朗読:日下武史
「山月記」もそうですが、中島敦の作品は、人が人として持つ業を基調として、それでも気高く生きようとする姿を描いていて美しい。本作でも、十分な理由があっての転向であっても、頑ななまでの一心な同郷人の生き方に比して自らの来し方に苦悩する主人公の李陵や、過剰とも思える自負心故に自らを陥れてしまう結果になった司馬遷を、深く愛しながらも、突き放した視点で描いています。
日下 . . . 本文を読む
山武也著、講談社+α新書刊
下品な私は上品な人に憧れます。白洲次郎さんなんか良いなぁ。格好良いし。女性では八千草薫さんなど、実に品が良い。品の良さは、恐らく、お金、教養、道徳心、宗教心(?)など、たくさんの外的要因と環境からの作用があると共に、DNAが結構大きな役割を果たしているのではないかと疑っています。つまり、下品な私は、自らの努力ではどうしようもない下品さをDNAに埋め込まれてしまっており . . . 本文を読む
デンゼル・ワシントンが主演した、昨年公開されて映画です。ケビン・コスナーのポストマンに似た感じですが、本作は、宗教が関わっています。敵役をゲイリー・オールドマンが演じていますが、例によって、屈折した性格を巧に演じています。CGもしっかりしていて破綻がありません。
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URL => http:// . . . 本文を読む
原作:原口秀昭、マンガ:サノマリナ、彰国社刊
私は理数系ですが、実は「構造力学」が不得意でした。本当に恥ずかしながら、十分に理解出来ていいなかったことを、卒業して40年以上経つのにまだ恥じています。恐らく、仕事で必要になれば改めて勉強して何とかなっていたのでしょうけれども、生憎、別な路線に進んだので、なんというか、「構造力学」が一種のトラウマになっていたと思います。
そこで、マンガです。日本のマン . . . 本文を読む
米原万里さんの「マイナス50℃の世界」を読み、江戸時代、漂流によりロシア人に救われた大黒屋光太夫達のことを知りました。興味を持った所、DVDで大黒屋光太夫を扱った「おろしゃ国酔夢譚」を見つけて、早速鑑賞しました。下記URLによれば、本作は、井上靖さんの長編小説を映画化し、1992年に公開されたとの事で、約20年前の作品です。
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全国自死遺族総合支援センター「編」、三省堂刊
自死とは自殺のことです。1998年に日本の自殺者数が三万人を越えたのだそうです。残された家族は、自殺ということを世間に憚り病死であったと告げることが多いということです。実際、自殺と聞けば、何らかの葛藤や不自然な事情があったのではないかと考え勝ちです。そうした私達のごく当たり前の、そして誠に無知な認識が、遺族の人々を苦しめているのだという事が本書によって . . . 本文を読む
つい最近「レオン」を見て、同じ監督の作品が本作であると知って見ました。アクション映画ですが、良かった。「レオン」よりも俳優の魅力が、よりあった。ニキータを育てるボブ役のチェッキー・カリョ、恋人マルコ役のジャン=ユーグ・アングラードなど、フランスの俳優は良いなぁ。ニキータの心情の変化を十分に納得させるには、脚本にやや甘さがありますが、2時間の中でまとめるとなると致し方ないのではないかと思います。主 . . . 本文を読む