1998年公開のアメリカ映画です。コミックの映画化らしく、分かり易い勧善懲悪のストーリーですが、アメリカのこうした作品に共通する工夫が見られます。脚本は、主人公の超人的な強さが、時に不自然に失われることや、吸血の評議員達が抗わずに死地に赴くなど、今一歩の感じです。17年前の映画なので、ＣＧは、欠かせない場面（例えば、吸血鬼が死ぬ時）で使われていますが、現在の技術があれば、作品の完成度は更に高くなる . . . 本文を読む
先日バラの花束をいただきました。その中に青いバラがあり驚きました。なぜなら、青いバラは本当に貴重であり、大変希少価値のあることを知っていたからです。最相葉月さんの著作「青いバラ」（新潮文庫刊）で、青いバラの開発を巡る開発の苦闘が詳しく紹介されています。帰宅後、花瓶に入れて楽しんでいましたが、翌日には水が青く変色し、花びらの青も薄れて来ました。後日知人に聞いた所では、本物の青いバラは、大変に高価だそ . . . 本文を読む
山本周五郎の同名小説が原作の日本映画です。主演の岩下志麻さんは、本作品が公開された1964年（昭和39年）は23歳ですが、撮影時はその1、２年前のことだと思います。それなのに、素晴らしい演技です。貫禄さえ感じます。他の出演した映画では「雲霧仁左衛門」を見ましたが、これは本作の14年後に公開されたのですが、姿形がほとんど変わっておらずびっくりです。和服を着ての演技、所作が美しく自然です。また、他の出 . . . 本文を読む
出先で、スマホやＤＡＰが出先で電池切れで困ったことが何度かありました。そんな折、知人が iPhon に小型のモバイルバッテリーを接続して、何時間も電話していました。２年ぐらい前でしょうか。それ程の必要性を感じなかったことと、製品として成熟していないためか割高感があったので購入をためらっていました。今まで、興味と財布の中身の状況に応じて、色々なものに手を出しましたが、随分と無駄な買い物をしたように思 . . . 本文を読む
2013年公開のインドネシア映画です。前作は圧倒的な格闘シーンが魅力でしたが、本作は、２時間半弱の大作で、脚本も凝っています。製作費用も十分にあったのでしょうか、カーチェイスなど、盛りだくさんです。その分格闘シーンの迫力がやや薄れてしまった感じですが、敵側のユニークな殺し屋も良し、登場する俳優陣も見事な演技です。日本の俳優である松田龍平さんと、遠藤憲一さんが良かったですが、インドネシアの俳優さん達 . . . 本文を読む
今まで使用していたＵＳＢ充電器は、5cm*6cm*2.4cmのサイズの良くあるものです。ただし、給電口は４つあるので便利に使っていました。購入して数年経つでしょうか。（http://kakaku.com/item/K0000335205/#tab）
最近、ＵＳＢで充電する機器が増えてきました。しかもネットで見ると、複数の機器を接続すると、給電能力の差で充電に要する時間も大分異なるようです。早速アマ . . . 本文を読む
2008年公開のアメリカとドイツの合作映画です。猟奇的な殺人事件の捜査のため、ＦＢＩの捜査官である二人の男女が現地の警察署に向かうところから物語が始まります。ちょっと疲れた感じの上席と思しき女性捜査官と、捜査官にしては少し違和感をのある男性捜査官の二人です。ごく小さな警察署に到着してみると、粗野な感じの警察官達が待ち受けています。早速、警官を含む三人の証人に尋問を開始します。その際、記録のためにビ . . . 本文を読む
舟橋聖一著、新潮社刊
ＮＨＫラジオアーカイブスで、舟橋さんについて詳しく知り、その作品集を手に取り、代表作の一つである本作品を読みました。悉皆（しっかい）屋とは何かを、本書の冒頭で「悉皆屋というのは、昔は大阪ではじめた商売だという。大阪で、着ものや羽織の染模様、小紋又は無地の色あげ、或いは染め直しものなどを、請負って、それを京都の染物屋に送り、仲介の労をとって、口銭を儲けたのが、はじまりである。つ . . . 本文を読む
2014年公開のアメリカとイギリスの合作による戦争映画です。第二次世界大戦の末期、ドイツに最後の攻勢を掛ける局面で、フューリーと名付けられた戦車の乗組員の苦闘を描いています。脚本、演出とも素晴らしい出来映えですが、戦車の乗組員を演じた出演者達の演技が見事です。それぞれの役所を的確に演じています。非常に血なまぐさいながら、戦争の悲惨さと、人間の多面的な在り方を描いています。結末に至る最後の場面に少し . . . 本文を読む
６時間後に君は死ぬ
高野和明著、講談社文庫刊
本書を高野さんの著作な中で２冊目に読みました。１冊目は「ジュノサイド」で夢中で読んでしまいました。本書は、６編の短編集ですが、人の未来を読み取れる男が一貫して登場しますが、舞台回しの比重が重い感じです。プロットが作り込まれており、ドラマや映画に仕立てる素材として一級品と思います。特に「３時間後に僕は死ぬ」は、本当に良く考えて抜いて作り込まれた感じです。 . . . 本文を読む
2011年公開のフランスの３ＤＣＧアニメ映画です。映写技師のエミールと友達の発明家ラウルが、科学者の温室に肥料を届けたところ、科学者は留守で、賢い猿が留守番をしています。そこでラウルが勝手に色々いじり回している内に、そこに居たノミが巨大なモンスターになってしまい、パリの街中に逃げ出します。そのノミが実は・・・。中々良く出来た脚本で、ＣＧも良い。楽しめる作品に仕上がっています。
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渡部千春著、日経ＢＰ社刊
本書は日経デザインの2008年8月号から2010年5月号まで掲載された連載物を加筆修正したものだそうです。取り上げているのは、食品編としてインスタントラーメンなどの14品、洗剤や蚊取り線香などの日用品7品です。製品によっては、全世界でほとんど変わらないデザインのものがある一方、その国の好みや事情に合わせて、かなりデザインに変更を加えているものもあります。例えば、東南アジア . . . 本文を読む
2014年公開の日本のＣＧアニメ映画です。藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品との為か、３ＤＣＧで製作されており、驚くほどのリアリティと、原作のテイストを表現していて素晴らしい映像でした。
子供達が小さい頃から、映画版のドラえもんを一緒に見ていましたが、本作は孫達と楽しみました。原作の美点を見事に再現した脚本も良く感動しました。（娘（孫の親）が帰って来てからもう一度見てしまいました）心が温まりまし . . . 本文を読む
杉山登志郎著、講談社現代新書刊
本書の冒頭で、「世間に広がる誤解」として、発達障害と教育に関する世間の常識を列挙し、それらがいずれも「誤った見解か、あるいは条件付きでのみ正しい見解であって一般的にはとても正しいとはいえない。」と述べています。
臨床の第一線で発達障害児の治療に携わり学識を深めた著者は、現在でも多忙を極めており、本書の執筆に、いくつかの理由からためらいがあったものの、あることから、啓 . . . 本文を読む
2008年公開の日本映画です。同名マンガを原作とした作品です。主人公は詐欺にあって死んだ父親の仇を討つため、詐欺師（シロサギ）を騙すクロサギになった若者です。父親を追い込んだ宿敵を何とか潰そうとして、詐欺師の親玉から情報を買い取り、仕掛けますが・・・。
主人公を演じた山下さんは頑張っていますが、普通の演技です。可もなく不可もない。脇をベテランや名優で固めています。また、原作故か、演出が今一歩です。 . . . 本文を読む
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