平田オリザ+松井孝治著、岩波書店刊
国民の自民党への失望が前提にあり、あらゆる機会を見付けて徹底的に政治攻撃を続けた民主党が、圧倒的な国民の支持を受けて政権を握った。当時、日本にはある種の空気が漂っていたと思います。それは、一か八か新しい船に乗ってみるかという、半ば捨て鉢な、その実結構期待しての投票結果であったのではないか。
本書は、民主党初代の首相に就任した鳩山さんの演説原稿の作成で中心的役割を . . . 本文を読む
角館と酒田市への旅で、行きと帰りを別にするため、盛岡ICから田沢湖に向かいました。盛岡は、16年前に家族で行ったことがありますが、今回改めて走って驚きました。東北自動車道は一関辺りから通行量がめっきり少なくなりました。で、盛岡ICから秋田街道に下り西に進むと、以前も来たと思しき小岩井牧場の標識がありました。当時は、常磐自動車道路から磐越自動車度を経て東北自動車道につながるルートが完備していなかった . . . 本文を読む
松平定知著、毎日新聞社刊
若い時分はアナウンサーの価値が全く分かりませんでした。書いてある原稿を読んだり、人の話を聞いたり、番組の進行をしたりすることが難しい事だと知らなかったからです。しかし、社会人として同様な体験を重ねると、それぞれの作業をより良く行うことが非常に困難なことを理解してから、大いに見方が変わりました。
また、50代になってからは、民放の番組のアナウンサーの受け狙いで視聴者に取り入 . . . 本文を読む
この夏は、東北の旅を考えていましたが、優柔不断な私と妻は、あーでもない、こーでもないと考えあぐねた末に、以前、地方文化の薫り高いと聞いた秋田県の角館と山形県の酒田市に決めました。経路は常磐自動車道から磐越自動車道を経て東北自動車道へ。せっかくなので盛岡IC経由で田沢湖を経て角館に至り、一泊して翌日酒田市へ。酒田市で更に一泊して帰路に就くことにしました。
盛岡までは500km程の道のりなので、5:0 . . . 本文を読む
小室直樹著、徳間書店刊
小室さんの著書は痛快です。本書は、主にキリスト教、仏教、イスラム教、儒教を取り上げて各宗教の本来の教義と、その教義の所以を解説しています。著者は博識であるため、宗教だけでなく隣接領域の話も必要な範囲で触れられており、本書で宗教のアウトラインが理解出来ます。
上で「各宗教の本来の教義」と書いたのは、キリスト教と仏教は、本来の教義とかなり異なってしまったからです。長い歴史と伝播 . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカと南アフリカの合作映画です。アメリカ人である主人公はある事情から刑務所に服役し、妻に会うために南アフリカに来ました。トラブル続きで到着が遅れた主人公は、レンタカーに乗ると、運悪くこれも手違い。しかし、予定の時間から大分遅れているため、仕方なく目的地に向かいます。ところが・・・。運が悪く間が悪い、そしてテキトーに人生を生きてきた主人公が、トラブルに巻き込まれて次第に成長して行 . . . 本文を読む
土屋徳子著、メディアテック刊
以前から、写真を加工して手塗りの絵の下絵を作りたいと考えていました。本書は正に打って付けです。出版が2006年12月なので、バージョンは少し古いものの、フリーソフトの Pixia、ADOBE Photoshop Elwment 4.0、Corel Painter Essential 3、Corel Paint Shop Pro X で作成の方法を解説しています。それぞ . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカ映画です。主演のパーカー役をジュイソン・ステイサムが演じています。相変わらずの坊主頭と鍛え上げた身体で、裏切った仕事仲間をやっつける話です。パーカーは一匹狼の強盗ですが、優れた頭脳で無駄な殺しは行わないなど、悪漢だけどいい人、という設定です。冴えない不動産営業職役のジェニファー・ロペスは、映画で初めて見ましたが、中々魅力的でした。敵役のマイケル・チクリスは、凶悪な犯罪人を見 . . . 本文を読む
河野鉄平著、翔泳社刊
同じ著者の「写真の露出のハンドブック」は大変分かり易く参考になる書籍でしたが、本書では、プロはどんなことをしているのかと興味を持ち読みました。内容は、
●第1章:こうして写真が仕事になった
それぞ出自を異にする三人の方のインタビュー記事です。キャリアパスが全く異なり、考え方や仕事のスタイルも大分異なります。
●第2章:まずはカメラと写真の基礎知識
ごく簡潔に写真の仕組みや原理 . . . 本文を読む
2010年公開のアメリカ映画で、シリーズ二作目です。前作が理屈抜きで楽しめる、アメリカ映画の典型でしたが、作は、徹底して戦闘シーンを加えていてより楽しめました。そして、敵役のミッキー・ロークが抜群に良かった。謎の女性に扮したスカーレット・ヨハンソンは、容色が少し衰えたように感じましたが、アクションシーンを切れよく演じており、流石にベテラン女優だなぁと感心しました。
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柳谷智宣著、インプレスジャパン刊
ブラウザを色々試してたどり着いたのがクロームです。動作が速く、多くのタブを開いてもメモリーの消費量が少ない。そして安定している。一方、非常にシンプルであるため、カスタマイズが基本機能に含まれていないという欠点もあります。しかし、私には一番相性が良かった。そして、iGoogle の使い勝手が良く、ここしばらくはクロームをs使用していました。
ところが、iGoogle . . . 本文を読む
青島広志さんの企画によるコンサートです。青島さんが作曲した合唱曲で「マザーグースの歌」を歌ったことがあったので、何となく親しみを感じていましたが、テレビで見てびっくりしました。ほとんど躁状態とも思える多弁とスピード、そして楽しいトーク。今回は初めて生のコンサートだったので楽しみにしていました。青島さんがピアノ、その他ヴァイオリンの第一、第二、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成に、テノール1、ソプ . . . 本文を読む
茨城県近代美術館で開催中の展覧会です。木下晋さんの「休息」など、感銘を受けた作品が何点かありましたが、収蔵作品がかなりの割合を占めており、展覧会のテーマを具現化しているようには感じませんでした。
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URL => http://www.modernart.museum.ibk.ed . . . 本文を読む
現在公開中の日本映画です。信長が死んだ後の織田家の跡目を誰にするかを協議した清須城での5日間を描いています。豪華かつ優れた俳優が登場し、見事な演技を繰り広げています。特に柴田勝家役の役所広司さん、羽柴秀吉役の大泉洋が圧巻でした。その他の人々も、脚本で描き出したと思しきキャラクタを滑稽かつ精密に演じています。
三谷さんの作品は、ジブリの作品と並んで楽しみにしていますが、今回の作品は特に満足度が高かっ . . . 本文を読む
1999年のアメリカ映画です。マイケル・クライトンの小説を映画化した作品です。およそ1,000年前、アラブの貴族が実力者の妻と恋仲になり、辺境の地へ追いやられます。砂漠や深い森を抜けて旅を続けますが、やがてバイキングに出会います。その野蛮な男たちと運命を共にする羽目になり、北欧に向かいますが・・・。
制作費が1億6,000千万ドルとのことで、成る程、しっかりと作り込んだ見応えのある映画です。俳優陣 . . . 本文を読む