佐野ラーメンを久し振りに食しました。たまたま声を掛けた年配の男性にお聞きし、らーめん大金を選びました。場所は佐野厄除け大師から自転車で西南部で五分位の場所にある新しい店舗でした。後でタクシーの運転手に聞いた所、元々あった店が移転して広くなったとのことです。大盛りラーメン680円を頼みました。大きなチャーシュー一枚、鳴門巻き、シナチクにネギと、オーソドックスなトッピングです。汁と麺は、正しく佐野ラー . . . 本文を読む
青木タカオ著、秀和システム刊
自動車の技術の進歩は、日頃から目にし耳にするので結構知っていますが、バイクも凄いことになっていると本書で分かりました。バイクと自動車は二輪と四輪の違い故の差異があるものの、エンジンと車輪で動いているから類似点の方が遙かに多い。ただ、二輪故の制約から差異が生じるのでしょう。だから自動車で開発された技術がバイクに導入されているという感じでしょうか。
本書は、豊富な写真とイ . . . 本文を読む
2012年公開の日本映画です。ふざけていて楽しい作品でした。芸達者な、あるいは曲者の役者達が、真面目に演じていて良かった。主演の山口智充さんがこれまた素晴らしい。あり得なそうであり得るかも。政治家を笑い飛ばしていますが、本当は、人の偽善や弱さを描いているのだと思います。
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北原亞以子著、講談社文庫刊
北原さんの「恋忘れ草」に続いて読んだ二冊目の小説です。「恋忘れ草」同様短編集です。本作は、訳あって深川澪通りの木戸番に住む笑兵衛とお捨て夫婦が、様々な人と交わり心を通わす7つの物語です。どれも読んでいて辛く切ない境遇を抱え、人生に惑う人が木戸番の夫婦と、ある時に交わり、そして救われる様が描かれています。
こうした物語は、若い時分に読んだら観念的に捉えてしまったと思います . . . 本文を読む
2014年公開のアメリカ映画です。シリーズ四作目ですが、相変わらず面白いなぁ~。CGの出来が益々良くなっています。映画館で3Dで見たら凄いと思います。出演陣の演技も立派。演出も良い。悪役の設定もひねってあって良い。楽しめる作品でした。
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橋爪大三郎著、PHP新書刊
社会学者である著者は、小室直樹さんが主催したゼミナールに参加したとのことです。そのせいか、本書は著者の専門である社会学でない政治について、その本質を踏まえた分かり易い内容です。政治の本質に始まり望ましい再構築の具体的な手法までを披露しています。
日頃、選挙に要する費用について懸念を抱いていたので、著者が、日本の選挙費用に関する考え方が誤りであると明快に述べており説得力が . . . 本文を読む
志水辰夫著、講談社文庫刊
最初から最後まで暗い。やや薄汚れた雪が、どんよりとした空から、荒涼とした原野に降り続いている。そんなイメージの作品です。風景描写、主人公の屈折した想い。何とも暗い。救いがありません。しかし、物語の骨格がしっかりしていて、読後感は悪くない、という不思議な作品です。
半ば過ぎまでは、終盤の展開へのネタを周到に並べ、最後に急激な展開を見せます。また、筋運びが自然です。というより . . . 本文を読む
2004年のウルグアイ、アルゼンチン、ドイツ、スペインの合作映画です。びっくりするような、初めてのタイプの映画です。
舞台はウルグアイの小さな靴下工場です。経営者のハコボと三人の女性従業員。毎日判で押したような日々が過ぎている。そんな感じがよく出ている。ずーと、暗いトーンです。ところが、ハコボの死んだ母の納骨をすることになり、ブラジルで暮らすハコボの弟がやって来ることになりました。ハコボは独身なの . . . 本文を読む
田上八郎著、中公新書刊
本書によれば、皮膚は臓器なのだそうです。皮膚の表面から、角層、表皮、真皮、皮下組織の四層から成っており、角層の働きが、本書で良く理解出来ました。肌が弱い私は、自衛のため、クリームなどが欠かせませんでしたが、本書で、その理由が良く理解出来ました。
また、症例が、医学の各分野で最も多いそうです。目に付くから、治療を受ける機会が多いせいかもしれません。内容は、基本的なことから、多 . . . 本文を読む
2014年公開のアメリカ映画です。「300」の続編で、ペルシャ軍がギリシャ諸都市を攻撃する時と同時期の闘いを描いています。主人公は、アテナイの将軍テミストクレスです。この将軍が10年前にマラトンの戦いでペルシャ王を殺したことが遠因となり、再度の攻撃を招いたとの筋書きです。史実かどうかは分かりませんが、かなり脚色されていることは間違いないと思います。
敵役は、ペルシャの海軍の女性指揮官アルテミシアで . . . 本文を読む
第15回都市政策研究交流会、公益財団法人日本都市センター刊
資本主義の行き過ぎが色々な問題を引き起こしてきました。搾取、公害、貧富の差などなど。その是正のために、例えば児童福祉法が、労働のあり方を市場一辺倒でなく修正する労働関係の法律、病気やけがなどの理由で、労働者として市場から一時的あるいは継続的に退場せざるを得ない貧困者の救済制度などが作られました。これらは、市場を否定するのではなく、補完する . . . 本文を読む
1991年公開の日本映画です。何とも荒唐無稽でありながら「ありかもしれない」、という気分にさせる映画です。リアルな訓練というコンセプトで始まった銀行強盗。ところが・・・。
主人公役の本木雅弘さん素晴らしい。ストイックで生真面目なキャラクタに成り切っています。また、石橋蓮司さんを始め、出演しているベテランの俳優さん達が楽しんで演じている感じです。終始笑いながら見て楽しめました。素晴らしい。
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大沢在昌著、幻冬舎文庫刊
大沢さんの「狩人」シリーズの第一作です。第二作の「砂の狩人」を先に読んでいましたが、本作の方がテンポ良く読めます。相変わらず大沢さんらしい筋運びで、存分に大沢ワールドを堪能できました。本シリーズは、他に「黒の狩人」と「雨の狩人」が既刊で未読です。近いうちに手に入れ、是非読みたいと思います。
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2006年公開の日本映画です。後に明治時代に活躍した、五人の長州の藩士が、ようやくの思いでイギリスに渡り、彼の地で勉学に励みます。三人は途中で帰国しますが、残りの二人が、5年間の留学期間を終え帰国するまでの経緯を描いています。
井上馨、伊藤博文など明治政府の大立て者を含みます。混迷記にあって、日本の未来を担う若者達が命を賭して渡航した必死の思いと情熱を描いています。ロケが多用され、見応えのある映像 . . . 本文を読む
豊田堅二著、日本実業社刊
1947年(昭和22年)生まれの著者は、東京大学工学部機械工学科を卒業後、現ニコンに入社し、後に55歳で退職後、大学で教鞭を執ったり企業でカメラ開発に従事しつつ、カメラ関係の団体の役員を務めているとのことです。
さて、本書はカメラの仕組みを分かり易く述べています。絞りやシャッターなどの機構を説明していますが、古いカメラからデジカメまで、それぞれの機構の変遷を交えて説明して . . . 本文を読む