音楽やラジオ番組、あるいは朗読をデジタルオーディオプレーヤーで楽しんでいましたが、自転車乗車中の使用が禁止になったので、聴く機会が減りました。パソコンでの作業中は、聴けますが、その他、退屈な作業の際に聴きたいとは思っても、イヤホンで聴くのが煩わしい、あるいは他の音を聴きながら作業したい時(例えば料理の時)などに、ポータブルスピーカーがあったら良いと思い、色々物色しアマゾンで見付けたのがこの商品です . . . 本文を読む
池井戸潤著、文春文庫刊
本書は、半沢直樹シリーズの第一作目ですが、生憎、二作目を先に読んでしましました。本作は、続編を意識したためか、主人公と同期の三人の人物や時代の風潮などの説明にかなり紙幅を費やしています。このシリーズは、本書から順に読んだ方が面白いと思います。
一方、半沢の性格のあるとラインが本書でかなり明らかにされていますが、若干混乱があるように感じました。解説の新野剛志さんも、私とは別な . . . 本文を読む
2013年公開の日本のアニメ映画です。松本零士さんの原作を、松本さんご自身が原作総設定を務め、脚本は福井晴敏さんが担当したとのことです。
本作の製作の経緯や上映時の状況を全く知らないまま見始めて驚きました。ピクサーの方向とは全く異なる作りで、アニメを実写化したとでもいう感じです。あるいはPCのRPGゲームのよう、と言えるかもしれません。クオリティの高さに圧倒されました。今後の日本のCGアニメの方向 . . . 本文を読む
三好和義写真・文、小学館刊
本当に上等なホテルに泊まったことがありません。恐らく泊まってもリラックスできず疲れてしまうと思います。それは、都市の中にある、名門ホテルをイメージしています。知人で、何の用も無く、そうしたホテルに、数ヶ月に一度一泊数万円を費やして泊まる人が居ます。心が洗われると言っていましたが、私は気疲れしてしまいそうです。
本書は、そうした近代的な都市型のホテルでは無く、由緒正しい重 . . . 本文を読む
1995年公開のアメリカのSF映画です。正統派のSF映画とも言うべきで、CGが十分なレベルでは無いけれど、ヴァーチャルな電脳空間を描く分には支障が無かったと思います。主演は、本作の前に「スピード」でスターとなったキアヌ・リーブスです。ヒロインは、ディナ・メイヤーという役者がやっていますが、登場しはじめのど派手なメイクが、せっかくの持ち味をぶちこわしており、かわいそうな気がします。美術は、頑張ってい . . . 本文を読む
筒井康隆著、新潮社新書350刊
「ああ~ はぁ~」と思い出した途端に腰が砕けそうな、自らの行いが幾つもあります。最も古い記憶は、中学二年の時ですから、ほぼ半世紀前のことです。治らないなぁ~。
さて、本書は、人が犯してしまうアホらしい事共を分類して、その実相と発生のメカニズムを説き明かしています。筒井さんらしく、心理学の概念を持ち出しています。高所から説くのでは無く、自らもアホだからアホのことが分か . . . 本文を読む
2014年公開のイギリス映画です。アフガニスタンの戦場で精神的にダメージを受けた兵士が戦争犯罪を犯し、病院に収容されますが逃亡し、ロンドンの路上生活に逃げ込みます。しかし・・・。
主演はジェイソン・ステイサムなので、何時ものパターンかと思いましたが、違いました。重いテーマを扱っていて、十分にこなし切れていない感もありますが、魅力的な作品に仕上がっています。ヒロインを演じたアガタ・ブゼクという女優さ . . . 本文を読む
小川仁志著、講談社現代新書刊
政治とは何か、という内容で、初めて満足出来る書籍に出会い幸運でした。政治の本質を分かり易く解説している好著です。著者は、学者としては異例の経歴をお持ちのようです。また、ヘアスタイルも相俟ってホスト風の甘いマスクにびっくりしました。
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URL => http://ja.wik . . . 本文を読む
1996年公開のアメリカ映画です。交通事故で幽霊を見たり話したり出来るようになった主人公は、それを利用していかがわしい商売で生計を立てています。しかし、主人公が住むまちで、不審な心臓麻痺の症状での死者が続きます。主人公もやがて巻き込まれてしまい・・・。
恐いはずなのに、コメディなのでホラーが苦手な私も楽しんで見ることが出来ました。脚本、演出が良く、出演陣も見事な演技です。主演のマイケル・J・フォッ . . . 本文を読む
下妻市民文化会館で開かれた家田さんの講演会(自分を見つめる-歩くこと生きること-)を聴きました。四国の遍路を10年間続けており、現在で10巡目だそうです。二泊三日の日程で120km程度を歩き、月に一度位のペースで一年で一巡りできるとのことで、家田さんの考え出した手法だそうです。この方法であれば、仕事を持ちながら遍路にチャレンジできるとのことでした。
さて、講演内容は、第一札所から出発する遍路の道す . . . 本文を読む
1996年公開のアメリカ映画です。実話を基にした作品だそうです。母子が交通事故に遭い、母親が亡くなります。離婚した父親が駆け付け娘を引き取りますが、14歳という難しい年頃の娘との暮らしは多難です。父親の恋人とも上手くいきません。そんなある日、少女は自宅周辺の開発によって、雁(グース)が産んだ卵を放置して逃げたのを拾い集め、自分で孵化します。そして・・・。
そこからの展開は驚く程独創的です。舞台とな . . . 本文を読む
出久根達郎著、新潮社436刊
日本人が培った美点を示すべく、著者自らが様々な書籍を調べて、七つの例を示しています。その内、野口英世と二宮尊徳は著名であり、定番の感がありますが、例えば、野口英世を支援した人々の内、星新一さんの御尊父である星一氏が登場したのには驚きました。かなりの関連図書を読破し認めたもののようで、他にも、普通の書籍では到底知り得ない、正に古書をひっくり返して読みつつ、膨大な記録に当 . . . 本文を読む
2014年製作のアメリカ映画です。犯罪捜査のためなら多少の不法捜査をいとわない敏腕刑事が、潜入捜査の際に盗難された宝石を売買する一味を捕らえ、その筋から強盗犯を逮捕します。この犯人が犯した罪は数知れませんが、刑事は、その背後に更に大きな存在を予見し、強盗犯を説得して更なる捜査に挑みます。
強盗犯役のマット・ディロンと刑事役のウィレム・デフォーの演技が素晴らしく、物語に深みを出しています。
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井上さんのお名前を知らなかったので、実は余り期待していなかったのですが、素晴らしいコンサートでした。軽やかでのびのびとしたピアノ演奏で、ジャズというより、クラシックの色が強い感じがしましたが、非常に満足しました。今回の演奏会は、フルートの井上信平さんとベースの加藤真一さんとのトリオです。全く飽きること無く、充実したコンサートでした。機会があったら是非再聴したいと思います。
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2014年公開の日本映画です。全員医師である家系に産まれた主人公は、努力及ばず医師になれず、看護師として働いています。物語は、主人公がある海辺の病院に勤務し初めた所から始まりますが、駄目な感じの連続です。先輩の女性看護師に屈折した心理を見透かされ、仕事のヘマをなじられます。そして、その病院で45年間眠り続けている病人の看護を担当することになりましたが・・・。
まぁ、ありがちなストーリーで予定調和と . . . 本文を読む