案内の最後に、食事について説明をしていただきました。映画村の中に水戸藩ラーメンというものがあるとのことでした。ラーメンを日本で初めて食したのは、水戸黄門であるということです。私は茨城人で、水戸市で食したことがあります。確か水戸のホテル・シーズンの最上階にある福禄寿という中華レストランでした。クコの実などが入っており、そんなに美味しいとは思いませんでしたが・・・。まぁ、そんな説明と、この撮影所で水戸 . . . 本文を読む
伊集院静作、横浜カセット文庫発行
瀬戸内海に面した町で生まれ育った志津子は、東京に出てきてから同郷の男と同棲し始めた。男は、学業の傍ら音楽の道に入ったが、次第に挫折して行く。やがて破局と共に辛い別れを経て、志津子は最後の花盗人いわれる老人から様々なことを教わり、花屋として生きて行く。どうしてか同郷の男たちと情を通じて・・・。
場面を切り取って並べながら、フラッシュバックによって、次第に全体像が浮か . . . 本文を読む
東寺の見学の後は、京都駅の北東に位置する東映太秦映画村に向かいました。例のガイドさんのゆったりとした京都弁の解説を聞いているうちに寝ちゃいました。(妻も眠かったそうです。夏の午後の気怠い雰囲気を言葉で作り出すマジックでした)
映画村に到着し団体入り口から中に入ると、広場のような場所で待機。ここでも初日のせいか、案内の人が来るまでちょっと時間がありました。少したつと初老の品の良い男性がきて、ウエルカ . . . 本文を読む
伊集院静作、横浜カセット文庫発行
親の価値観ではなく、自分が信じる生き方をする倫子は、造園業に職を得たが、ある時、非凡な消防士の邦夫に出会い好きになる。自分から交際を求め付き合い始めたが、邦夫は心を開こうとしなかった。思い詰めた倫子は、二人で旅に出て・・・。
人は、それぞれの価値観や信念に従い、その時々に行く道を選んで生きています。毎日のその選択が人々の生き方を決めているのだと思います。そして、人 . . . 本文を読む
予定時間の10分ほど前に乗り場に行くと、まだバスは着いていませんでした。5分位前に入車したので乗り込みますと、自由席であったので、運転手の後ろの席に。結局、コースの参加者は私たち夫婦と、もう一組のカップル、それに初老のご婦人の計5人でした。
出発するとおきまりのガイドさんの挨拶がはじまりました。このガイドさんがちょっと変わっていました。妙に落ち着き払っていて、口調が非常にゆっくりです。何となく「牛 . . . 本文を読む
曲亭馬琴作、小池藤五郎校訂、岩波書店刊。
いよいよ八犬士がすべて登場しました。最も一同に会した訳ではなく、それぞれの犬士が、新たな犬士に相まみえるのです。物語は、相変わらず波瀾万丈です。捕らわれた犬士を、他の犬士が救いに行きますが、川岸に追い詰められてします。その時、故ある親子三人に救われるが、救った親子は命を落とす。その親子の縁者を訪ねると、亡くなったはずの親子が三々五々帰ってきます。結局息子二 . . . 本文を読む
定期観光バスの申し込んだコースの乗車時間までに時間の余裕があったので、京都駅に近い東本願寺へ行きました。
本願寺が親鸞の子孫や弟子たちによって建立されたことや、東と西の本願寺が、親鸞の血族同士の確執から生じたことは、下記のURLによって初めて知りました。いつの時代にも、どのような場面でも、人々の争いがあること、信仰を交えるとなお苛烈になることの証のようです。
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岡本かの子著、新潮CDブック発行
東京山の手のどじょう店の一人娘、くめ子が、病気になった母親に変わって帳場に座ることになった。元々、くめ子は、この店が嫌で仕方がなく、外で暮らしていたが、母親が病を得て、やむなく帳場に座ったのであった。そんなある晩、店にツケをたくさん拵えている徳永老人が飯付きのどじょう汁を求めにきた。そして・・・。
若いくめ子がいやで仕方がなかった店や母親の生き方の中に、様々な事情 . . . 本文を読む
学生の時、何度も京都と奈良に旅しましたが、京都の定期観光バスは、解説付きで満足の行く内容でした。それで、初日は定期観光バスでの京都観光と決めており、パンフレットで検討し、写真右上の御所を見るコースを選んだのでしたが、申し込むと土日・祝日は御所が開いていないので、関係するコースも運行しないとのこと。やむなく行ったことのない施設が多い写真右下の『親子で楽しむ映画村と世界遺産の東寺、北野の天神さん』コー . . . 本文を読む
乙川優三郎著、文藝春秋刊。
久しぶりの乙川さんの著作です。本作は、5つの短編からなる珠玉の短編集です。
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●花映える:理不尽な言いがかりで命を落とした友の仕返しをした主人公は・・・。
●男の縁:縁あってある藩に召し抱えられた主人公は、藩 . . . 本文を読む
8:11分に京都駅に到着。とりあえず荷物を預けて、久し振りに京都駅を見学。大分前に出張で新装なった京都駅を利用しましたが、ほとんど時間が無く通りすがりに見ただけで、あまりの変貌に驚きました。今回は十分に時間があったので妻と二人でじっくり見学です。
下記のURLによれば、私がびっくりしたのは「京都駅ビル」のようです。『地上16階、地下3階 (高さ60m)、敷地面積38,000平方m、延床面積は238 . . . 本文を読む
松本清張作、新潮CDブック発行
俳句雑誌へ投稿常連、志村さちという女性の投句が途絶え、雑誌の主催者が行方を捜すと、住んでいた施設から引き取られ結婚したという。更に尋ねて行くと亡くなってしまっていた。しかし、何とも不自然な感を拭えず、更に調査を重ねると・・・。ミステリー色の強い作品でした。評価は4です。
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6時の新幹線に乗るため、5時前に起床。早朝の東京は雨上がりで、車の通行もまばらでした。写真の左上は日本橋高島屋付近の5時半の風景です。余裕を持って東京駅に着きホームで入車を待っていると、写真のごとく、ロングノーズの「のぞみ」の登場です。(この写真は京都駅で撮ったものですが。)車内は写真下段のごとくです。特に珍しくもない車内の写真を撮ったのは、学生時代に初めて新幹線に乗った時のことを思い出したからで . . . 本文を読む
松本清張作、新潮CDブック発行
その男は犯罪人で、いびきが凄い。一緒に寝る人は、余りのうるささに一晩中寝られない。苦言を受けても平然としていたが、ある時、運尽きて捕らわれて入牢することになった。
江戸時代のことで、牢獄には多くの囚人が詰め込まれており、しかも、そこは牢役人の手を出さない階級社会が形成されていた。もし、そこで今まで通りいびきをかくと、ひっそりと殺されてしまうと気付いた男は、ろくに寝る . . . 本文を読む
一軒目の酒場を出ると、すぐ目の前に「山頭火」というラーメン店が。どこかで聞いた名前なので、早速入り、ベーシックな「醤油ラーメン」と「ゆであげ餃子」を1つずつ注文し、妻と半分ずつ食しました。下記URLによれば、塩味が売りのようでしたが、美味しくいただきました。
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URL => http://ja . . . 本文を読む