織田作之助著、新潮CD発行、永井一郎朗読
昔テレビで「夫婦善哉」という番組がありました。昭和30年から50年までの20年間放送されたとのことです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/夫婦善哉
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J・Y・クストー著、世界ノンフィクション全集第6巻(筑摩書房刊)
かつて、テレビで海の世界を紹介する番組が放映されました。その番組に登場したのが、本作の著者「クストー」でした。水中に下ろした檻からサメを撮影した映像など、ドキドキしながら見ていました。その著者のプロフィールや番組については、下記のURLに説明されています。
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菊池寛著、新潮CD発行、朗読:林隆三
有名な菊池寛の作品です。非常に分かり易く、現代の作品と比べ単純な話の筋ですが、人の心を打つ力があります。林隆三さんの朗読も小細工なしのストレートなもので好もしく感じました。
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URL => http://ja.wikipedia . . . 本文を読む
川端康成著、横浜カセット文庫発。
高名な作家なので、評価するのも気が引けますが・・・。本作は、亡き父の愛人との邂逅を通して、亡父の心情を理解します。また、亡父の遺品である茶器、思い掛けない見合いとなった相手の千羽鶴の柄を持った着物、ゾワっとする程の不気味さで記述をしている乳房の痣、物や形が持つ美しさおぞましさを繊細に描き出しています。作品の情感豊かな趣が伊集院静さんの作風に近い感じがしました。
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斉藤茂太著、新講社刊。
どくとるマンボウシリーズの北杜夫さんの著作は何冊か読みましたが、兄上の茂太さんの作品は初めてです。ノウハウ本としては取り立てて新しい提案はないものの、毎日をきちんと過ごすための心掛けや心構えを丁寧にわかりやすく説いていて好感が持てます。なによりも「まぁね」という余裕を持った語り口で、成る程これならできそうだ、と思えました。
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茨城県立つくば美術館で開催された「日常生活-相笠昌義の世界展」を観てきました。昭和14年生まれなので、今年70歳になります。若い頃は版画を中心とした制作活動であったのが、次第に油絵に移行したそうです。
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URL => http://www.g-cp.co.jp/artists/ . . . 本文を読む
原作は昭和35年から約1年間、読売新聞に掲載された松本清張さんの作品です。映画は昭和49年に制作され、大いにヒットしたそうです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/砂の器
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既に鬼 . . . 本文を読む
菊池寛作、新潮CD発行、朗読:林隆三
ただただ林さんの朗読が凄かった。凄まじい。良かったです。作品の意味内容を十二分に表現して余りあると思います。申し訳ないけれど、作者よりも朗読者の方が印象に残った作品でした。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/菊池寛
htt . . . 本文を読む
マッド・アマノ著、平凡社新書442刊。
最近、テレビなどの謝罪記者会見を観て、「どうしてこの人たちまで謝罪しなければならないのか」と首をかしげることが多くなりました。恐らく、マスコミのミスリードでバッシングを受けることを恐れて、予防的に謝罪してしまっているのでしょうが・・・。
そんな折、本書のタイトルが気になって読みましたが・・・。がっかりしました。著者は、謝罪記者会見の写真を集めているそうです。 . . . 本文を読む
久し振りの東京出張で、築地に昼食へ。有名店の寿司は値段相応で感動がなかったことと、一人だったので、気楽に食べられるラーメン店にいきました。「築地 井上」というお店です。新大橋通りに面した、たいそう繁盛しているお店でした。
「写真A」がお店の前の風景です。「写真B」は、受け取ったラーメンを食する人たちの光景です。(歩道に立ち食い用の台があります)「写真C」と「写真D」がラーメンです。
メニューは「ラ . . . 本文を読む
田山花袋著、新潮CD発行、朗読:橋爪功
この作品は、だいぶ以前にカセット文庫で、別な方の朗読で聞きました。何とも露悪的で我慢して聞いた記憶があります。しかし、今回は、橋爪さんの朗読で、作品世界にぐんぐん引き込まれてしまいました。元々、私小説系の小説は好きではないのですが、そうした種類の作品や古典的な作品はカセット文庫やCDで聞くことにしています。
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李御寧、李圭泰、金晩助著、金淳鎬訳
日本にすっかり定着したキムチのことが知りたくて読みました。今日の韓国料理では唐辛子が広く使われていますが、唐辛子はメキシコ中部が原産地で、ヨーロッパから日本を経て16世紀に伝えられたとのことです。その後200年ほど過ぎた18世紀にキムチの薬味として使われ始めたそうですが、もちろんそれ以前からキムチ(漬け物)はあったし、その種類も多かったそうです。また、今日では代 . . . 本文を読む
ビデオシリーズの3作目。今回は、紅海とアラビア湾に面したアラビア半島の最南端に立地したシバの女王国が舞台です。紀元前10世紀頃に栄えたそうで、ほとんどが砂漠のアラビア半島にあって、山岳地を含む王国(現在のイエメンとオマーンにまたがる地域)には、高地で豊かな降雨により緑地があり、加えて交易によって莫大な富が蓄積されたとのことです。
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井伸夫著、かんき出版刊。
早起きの効用を中心とした仕事への取り組む姿勢やノウハウを説い著作です。下記のURLを見ると、著者は昭和12年生まれで、結構なお年で、立派な実績を積まれている。そして、著書を読む限り、時代の流れを的確に捉えた上でのノウハウ本になっています。その説くところの根幹は、「先ずること」によって、常に能力を磨き、的確な判断を行えるような環境を自らが作り出すことにあるようです。追われ . . . 本文を読む
夏目漱石著、新潮CD発行:朗読 日下武。
漱石の「坊っちゃん」などは、分かり易く楽しめましたが、本作は分かり難く、実は三回聞きました。日下武さんの朗読も分かり難いのだと思いますが、原文も聞いて鑑賞することに適した文体ないのでしょう。話の進む過程で、芸術論が多く出てきます。そしてかなり深い話です。田舎の山里が舞台でありながら、普遍的な芸術論を延々と展開します。
物語は、主人公である画家が心を惹かれた . . . 本文を読む