2012年公開のイギリス映画です。現役を引退した音楽家の専用老人ホームが舞台です。ホームは残念ながら経営難で、打開策としてガラコンサートを企画して、運営費を捻出すべく、住人達が練習に励んでいます。そこに新たな入居者が現れ、ホームに大きな波紋が・・・。
マギースミスなど、主演級の俳優が素晴らしい。そして、実際の音楽家が多数出演しており、大人の鑑賞に堪える作品でした。美しい映像と暖かみのある脚本が素晴 . . . 本文を読む
本田由紀著、岩波ブックレット刊
著者は、本書で戦後日本型循環モデルを提示し、それが急速な経済発展を可能にし、家族、教育、会社が担った役割と相互の関係を明らかにしています。しかし、やがてそのモデルが破綻し始め、今日では大きく制度疲労を起こしているとしています。また、戦後のベビーブームの世代と、その子の世代が、システムの消長との関係でどのような環境に置かれたかをも示しています。
今や破綻したこのシステ . . . 本文を読む
1998年公開の日本映画です。北野武さん主演、脚本、監督作品です。自身が関わった事件がもとで退職し、余命幾ばくもない妻と旅をする元刑事が主人公の映画です。静寂と虚無、孤独と孤立が漂う空間に、一筋の暖かい光が差している、そんな感じの映画です。予定調和とも取れる脚本ですが、説得力がありました。また、くすぐったいようなおかしみが読点のごとく挿入されています。音楽が良いなと思ったら久石譲さんでした。
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青木正博、目代邦康著、誠文堂新光社刊
地質に関する書籍で初心者用の分かり易いものを見掛けたことがありませんが、本書は、非常に分かり易い良書です。統一した構成で、見やすい写真をふんだんに用いています。解説も無駄がなく、簡潔で理解しやすい。以前から興味があり、知りたかったことが沢山学べました。
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2003年公開の日本映画です。舞台は高専。全くやる気のない主人公の里見は、あることから、第2ロボット部に所属することになる。部員は3人しかいなくて、それぞれに普通ではない生徒達。それが、ロボットコンテストに出場し・・・。
まぁ、お約束のストーリーで気恥ずかしく見ていましたが、今日、立派に活躍している長澤まさみさん、小栗旬さん、伊藤淳史さん、塚本高史さんなどが、良い感じで演技しています。
終盤には、 . . . 本文を読む
ブライアン・ピーターソン、日経ナショナル ジオグラフィック社
著者の書籍「ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 露出を極める」を以前読みましたが、本書ではクローズアップ撮影の定義、使用機材、撮影方法などを自身の作例で解説しています。
著者はマクロ撮影が、本来1:1の比率を指し、それを含んで被写体を拡大して撮影することをクローズアップと定義しています。したがって、マクロレンズの使用例も多くあり . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカのコンピュータアニメ作品です。非常にヒットした作品で楽しみにしていましたが、期待に違わぬ出来でした。CGは細部まで作り込まれており、意匠も吟味尽くされています。主演に姉妹の歌と踊りも素晴らしく、新しい地平を開いたと思います。吹き替えの歌も上手でびっくりしました。大人も子供も楽しめる素晴らしい出来です。
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村山孚(まこと)著、草思社刊
老いを自覚した時、どのように処するかは人によるでしょう。それまでの来し方、境遇、状況によって様々でしょうが、多くは、それまでの人生の積み重ねの延長で考えるのではないでしょうか。しかし、いわゆる老後は、それまでの仕事を通じた社会との交わり方と縁が切れる人がほとんどであってみれば、それまでの積み重ねを土台としても、世に処す姿勢は大きく変わらなければならないはずです。それが . . . 本文を読む
2013年公開のアメリカとイギリスの合作映画です。何ともダークな感じの映画で台詞が多い。残虐なシーンがあり、主人公達が追い詰められて行く緊迫感と悪女の不気味さが際立つ作品です。出演陣では、悪女マルキナを演じたキャメロン・ディアスが非常に良かった。主演のマイケル・ファスベンダー、主人公と行動を共にするライナー役のハビエル・バルデムとウェストリー役のブラッド・ピットなど、一流所が、しっかりと役を作り込 . . . 本文を読む
石井光太著、徳間書店刊
写真集に解説が付いた書籍かと思いましたが、そうではありません。貧困が基になって発生している様々な「目にしたくない」ことが語られています。悲惨な現実を、なんともあっさりしたテイストでリアルに感じさせない写真を載せて、淡々と語っています。だからといって胸に迫らないのか、と言うとそうではありません。
著者は、下記URLによれば、非常にナイーブで努力の人のようです。声高に指摘するの . . . 本文を読む
2011年公開のシリーズ第二作目です。前作から5年経っているせいか、CGのクォリティがかなり高くなっています。冒頭の海のシーンの波が実にリアルでしたす。脚本も良い。どういう展開か分からないまま進み、途中から見慣れた連中が登場します。おまけに東京が舞台に登場するではありませんか。そして何と言っても、今回のヒーローは、レッカー車のメーターです。間抜けな声は、キャラにぴったりな感じです。楽しい作品でした . . . 本文を読む
ウォルター・アイザックソン著、講談社刊
800頁以上に及ぶ大部の、ジョブズの評伝です。同様の書籍は何冊か読みましたが、それらは、ジョブズがアップルを追われるまでの物語でした。本書は、ジョブズが死を迎え、その人生の事績が確定した時点で書かれており、本人の希望によって、しかも本人は一切読むことなくく、内容に干渉もしないとの約束により著されたので、私は評伝であると理解しました。
生い立ちは当然として、若 . . . 本文を読む
2006年公開のアメリカのアニメ映画です。ウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズ」によれば、ピクサーをジョブズが買収し、その後多くの優れたアニメ作品を生み出したそうです。
現在まで公開された長編アニメは14本で、私は、その内「WALL・E/ウォーリー」、「カールじいさんの空飛ぶ家」、「メリダとおそろしの森」、「モンスターズ・ユニバーシティ」の5本を見ています。CGアニメという視点で見て . . . 本文を読む
トム佐藤著、新潮社298刊
パソコンを使い始めて20年余りですが、昔は本当に敷居が高く、使いこなすまでには相当の努力が必要でした。特に MS DOS は面倒でした。今なら絶対無理。しかし、大量のデータをあっという間に処理でき、深く分析も出来たことから、達成感も深かった。
次の転機は何と言ってもWindous95の登場でした。3.1 は、様子を見ていましたが、95では WORD も EXCEL も本 . . . 本文を読む
2004年公開の欧米の合作によるアニメ映画です。なんとも不思議な映画で、台詞がほとんどありません。それでも楽しめて、芸術性が非常に高い作品です。独特の色合いと美意識を感じる画像で、これほどの作品とは思わず見始めたので、なお感動深く鑑賞しました。
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