椎名誠著、小学館刊。
椎名さんの食に関する著作で二冊目に読みました。一冊目は「全日本食えばわかる図鑑」でしたが、これも面白かった。難しさが全くなく、おじさんの格好をした子供がワイワイ騒ぎながら遊んでいる、そんな感じの内容で、疲れた頭に爽やかな安らぎが・・・。
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山根一眞著、文藝春秋刊。
大好きな山根さんの約20年前の著作です。週刊文春に掲載された記事を本にしたもので、「後日談」が書き加えられています。恐らく、多くの中年男性を惹き付けた連載記事だったのでしょう。山根さんの他の著作では「メタルカラーの時代」が有名です。
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三砂ちづる著、光文社新書165刊。
精神と身体の深い関連性は、歳を取るごとに納得できるようになってきました。例えば、少し体調が悪いだけでも精神的に絶不調になったりします。そして、自分の身体との付き合い方も分かってきました。本書では
女性は特有の生理や出産による身体との会話が、男性と比べ,より大きな生きる喜びを生み出す。また、身体の触れ合いであるセックスで深い喜びを得ることも生きる力になる。若年で夫 . . . 本文を読む
安西篤子著、横浜カセット文庫発行。
安西さんの初めて聞く作品ですが、不思議な小説でした。結婚した「りつ」は、親族から妊娠しないか、と聞かれることにうんざりしています。夫が抱いてくれないので、妊娠しようがない。その理由は・・・。何とも後味の悪い小説でした。
評価は3です。
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鈴木由加里著、平凡社新書333刊。
最近は「キレイ」という言葉の意味が違ってきたようです。妻が言うには「最近の若い人が「キレイ」と言うのは「綺麗にしている」という意味のよう」。この話を30歳代前半の知人に話すと、ソーなのだそうです。語彙が少なくなっていることの現れであろう、との事でした。彼は芝居の脚本を書いているので言葉に敏感なので,そうなのでしょう。そして、こうも言っていました。語彙が少なくなっ . . . 本文を読む
伊東ゆかりさんは美声だなぁ。癒し系の声ですね。下記のURLによれば「11歳から本格的にデビュー」とあります。
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しかし . . . 本文を読む
CMが流れた時、深く感動することが稀にあります。JR東海のCM「シンデレラ・エクスプレス」シリーズがそれでした。このシリーズで,牧瀬里穂さんと吉本多香美さんが出演するCMを見た記憶がありました。お二人ともまだ、それ程売れていなかったと思いますが、見事な内容でした。
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宇江佐真理著、横浜カセット文庫発行。
宇江佐さんの深川恋物語からの一編です。深川芸者のおりんが、引かれた材木問屋の内儀に治まった。先妻の子を3歳から我が子以上に心を込めて育てた。自分が、かつて産んだ子を、里子に出したから・・・。やがて、手塩に掛けた先妻の子が吉原の振袖新造の小扇惚れ込み身請けすることになった。しかし、小扇は跡取り息子の嫁にはならないという・・・。台詞回しが多く、主人公のおリンの伝法 . . . 本文を読む
最初に買った車は新車でした。日産のパルサーの初代1400CCでした。その後の型は知りませんが、ヒドカッター。ありゃあー今だったらクレームもんでした。何しろ、普通に走っていて、エンジンのクランクシャフトに直付けのプーリーの軸が外れて脱落してしまったのですから。ゆるみ止めも無かった。単に逆ねじであっただけでした。まだ日産の前輪駆動技術は成熟していなかったようで、高速で目一杯速度を出してメーターで140 . . . 本文を読む
「プライド」とは、広辞苑によると、「誇り。自尊心。自負心。矜恃」とあります。何となく分かったような分かんないような・・・。で、ネットにこんな意見がありました。
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URL => http://ameblo.jp/trueye/entry-10010283045.html
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いわゆる「言い間違い」に出会った時、どんな反応をするか困ってしまうことがあります。今から30年位前、公務員の給与水準を示す為にマスコミで使っていた「ラスパイレス指数」の話題が出た時でした。当時の職場の課長が、これを「アスパラガス指数」を言ったのでした。確か入社2年目。先輩諸氏は、赤い顔をして下を向いて笑いを堪えていたのですが、私は堪らず吹いてしまいました。『ップー、はっはぁっはー』と思い切り。途端 . . . 本文を読む
永井荷風著、新潮CD、神山繁朗読
私は永井荷風の作品を読んだことがありません。その高い文名は聞いていましたが。下記のURLの永井さんの略歴を見ると、中流階級に生まれ、学業では失敗したものの親の心配りで洋行し、明治期の知識階級に属していたようです。しかしその生き方は、伝統的な日本に惹かれた、退廃的な生き方のようです。(あまり、知らないので想像ですが・・・)
さて、この作品は、昭和初期の東京の下町が舞 . . . 本文を読む
梅本育子著、横浜カセット文庫発行。
梅本さんの著作を初めて聞きました。少しミステリーな感じで始まりますが、ごく静かに物語が進んで行く時代小説です。後妻を亡くした兵庫屋伊兵衛は、「亡くなった奥様の昔の友だち」と自称する「おきの」という女に、しばらくの間身の回りの世話をしてもらいます。何となく不審に思いながら。
最後の四分の一で次第に真相が明らかになり、男と女の情の深さと悲しさ、そして伊兵衛の優しさに . . . 本文を読む
もう大分前に植村直己さんを主題としたノンフィクションを読みました。明治大学の在学中から、コツコツと努力を重ね、六大陸の最高峰を制覇して行く。その合間には、北極や南極への冒険旅行をして行く。その一途な生き方に圧倒されました。
同級生で雰囲気が似た親友がいました。彼は、キャンプや山歩きが好きで、まぁ、興味のない私も一緒にあちこち連れ回されました。今となっては懐かしい想い出ですが、積極性も関心もない私に . . . 本文を読む
宇江佐真理著、横浜カセット文庫発行。
深川恋物語の中の一編です。花火職人の信次は、好き合っていたおてるが、病気になった母親のために囲われ者になることが自分への裏切りだと思い詰め、おてるを刺し殺し自分も死のうと思い詰めます。おてるの家近くで待つうちに、近所の飾り職人夫婦に「雪で寒いから、中で待ちな」と説得され、夫婦の家で心身ともに温かいもてなしを受け、心が癒され、再生への道を歩み始めます。結局二人の . . . 本文を読む