読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ブラックオアホワイト

2015年09月22日 11時05分58秒 | ■読む
浅田次郎著、新潮社刊
浅田さんの新刊です。バブルの頃に30代を過ごした初老の男二人が共通の知人の葬儀で再会し、一人が自分が見た夢の話をし、もう一人が聞き手になります。語り手は、祖父の代からある総合商社に働き裕福な家柄でしたが、その話から、意外な生い立ちと商社での働く様子を分かってきます。
海外に赴任し、そこで白と黒の枕を提供され「Black or White?」と訊かれ選んで眠ると・・・。そうした夢を熱心に語り、そして興味を持って聞く様子がずっと描かれています。どのようになって行くのか、と書番は興味を惹かれましたが、中盤も同じような展開で、???。読了し落とし所にちょっと残念感がありました。浅田さんの「沙高樓綺譚」のような濃縮された驚愕を期待していたからです。幾分かは種明かしのような結末になっていますが・・・。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/浅田次郎
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評価は3です。

※壁紙専用の別ブログを始めました => カメラまかせ 成り行きまかせ

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