大分前に「人間の大地 労働」という写真集に感銘を受けたことを思い出しました。
本作は、その写真集の写真家セバスチャン・サルガドの軌跡を辿ったドキュメンタリー映画です。
その写真集はモノクロームの写真でしたが、本作もモノクロームの映像がほとんどです。
たまたま、写真家への道へ足を踏み出し、妻と共に、リサーチを行いテーマを決めて取材を重ねていったそうです。
本作では、彼の作品が沢山登場しますが、選りすぐりと思われるその写真に圧倒されました。
特に、アフリカの飢餓や内戦故の難民達の悲惨な写真は、見ることが辛くなるものでした。
サルガドは、撮影の途上で精神の崩壊の危機に瀕したようです。
終盤で、サルガド夫妻が見つけ出したテーマの美しさに救われる思いがしました。
かなりの高齢と思いましたが、私と10歳しか違わないことに驚きました。
本作の製作当時は70歳弱と思います。
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○セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター ○セバスチャン・サルガド
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評価は5です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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