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車を運転する者なら誰でも一度くらいは他人の敷地に迷い込んだ経験があるだろう。
いつも通いなれた道ならともかく、知らない町の知らない道で、途方にくれて方向転換をしようと大きな広場に侵入した。 そこが、公道ではなく個人の私有地だと知って慌てて「逃げた」ことは、かく言う筆者も何度か経験がかある。
この場合他人の敷地に無断で侵入したのだから法令違反になるのだろうか。
少なくとと道路交通法違反にはならないので、その現場をたまたま警察官に目撃されたとしても違反切符を切られることはない。
ただ、悪意をもった地主が「家宅侵入罪」等で訴えたらどうなるのか。
幸いにして筆者の場合、そんな悪意を持った地主に遭遇しなかったので法令違反で告訴された経験はない。
道路交通法上で日本の公道の通行を認められている米軍車両が、間違って病院の駐車場に迷い込んだ。 そこが公道でないと知って方向転換して出て行く際、慌てて縁石などに傷をつけてしまった。
ドライバーに問題があるとしたら次の三点が考えられる。
(1)病院の敷地に無断で侵入した
(2)その際、道路の縁石等を破損させた
(3)病院側に連絡をせずそのまま「逃亡」した
他人の敷地に迷い込むことをその度に一々問題化していたら日本の警察は何人いても足りいだろうし、(1)の場合故意ではないので特に問題とは思わないが、(2)と(3)に関してはドライバーが責任を問われても仕方がない。
だが、果たしてこれが連日新聞の一面と社会面のトップを飾るほどの重大問題なのか。 はたまた新聞が社説を掲げて糾弾すべき重大犯罪なのだろうか。
沖縄タイムスの次の大見出しを見たら米軍が病院に夜襲をかけて、病院の設備を破壊し診察業務に支障を来たしたような印象である。
命の砦 未明の進入
「診療支障」
米軍に不信 県立中部病院
⇒命の砦 未明の侵入 「診療支障も」米軍に不信県立中部病院 (2010年03月12日 09:38)
いやはや、恐れ入った。
記者は土地に不案内の米兵のドライバーが病院の駐車場に迷い込んだだけで「命の砦に米軍が未明の侵入」と想像たくましくし、慌てた車両が縁石を破損させただけで「診療支障」と空想する。
沖縄タイムスの記者は空想小説の作家にでもなった方が成功するのではないか。
一方の琉球新報は社説で、県議会で抗議決議をすべしと扇動しているが、これは一昨年年の「米兵女子中学生暴行事件」と同じ構図である。
新聞の扇動に乗った県議会が、不良米兵と不良中学生の単なる「ナンパトラブル」に抗議決議をし、遂には県民大会を開くという恥さらしをしたことは記憶に新しい。
早速、民主党県連の喜納昌吉代表、山内末子副幹事長等が外務省に「地位協定違反」として抗議をしたようだが、
交通違反にもならない些細な事故で「地位協定違反」もヘッタクレもあるはずもなく、ここでも民主党沖縄県連が大恥を晒している。
⇒地位協定違反「当たらない」 中部病院米軍車侵入2010年3月13日
琉球新報は昨日(12日)のコラム「金口木舌」でこのような「金口」ならぬ「大口」を叩いている。
琉球新報 金口木舌 2010年3月12日
「真実の報道を」と、言われて戸惑った。新聞は事実を伝えるが、どこまで真実に迫っているのか。事実を積み重ねることで真実に近づくと考えるのだが、同じ事実でも伝え方で印象が変わる
いやはや、恥もなくよくもこのような文が書けるものだ。
金口木舌とは「きんこうもくぜつ」と読むらしいが、大口を叩く一方で「不都合な真実」(星さん、上原さんの告発など)には黙殺で通す破廉恥な態度には、「大口黙殺」(おおぐちもくさつ)の方がお似合いではないのか。
沖縄二紙を称して「裸の王様」と書いたが、このような些細な交通違反をまるで米軍が夜襲をかけたように騒いでみたり、
不良米兵と不良中学生のナンパトラブルを「婦女暴行事件」或いは「拉致事件」として号外を出すようなことを繰り返すなら、そのうち読者が何も信用しなくなる。
「裸の王様」に続いて「狼少年」のニックネームが命名されのではないか。
それにしても駐車場に迷い込んだだけで、抗議の県民大会を開いて拳を突き上げるような恥晒しは、勘弁して欲しいものだ。
沖縄タイムスと琉球新報のねつ造報道は恥知らずだと思う方、
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【おまけ】
道に迷っただけで「非常識極まりない事件」「人命にかかわる事態」と、誇大妄想に耽る新報社説。
米軍車両侵入 規範意識の欠如が原因だ
琉球新報社説 2010年3月13日
またしても米軍による非常識極まりない事件が起きた。海兵隊の大型牽引(けんいん)車とジープ型の車の合わせて2台が11日未明、県立中部病院の救急搬送路に無断で侵入したのである。通行後、敷地内のガードレールや縁石などの破損が確認された。
同時刻に救急車両が到着していたら、患者の搬送に支障を来し、人命にかかわる事態にもなりかねなかった。