狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

プロ市民、歴史ねつ造の圧力!歴博展示で

2010-03-16 10:29:26 | ★集団自決

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歴博展示室で内覧会 きょう一般公開 館側「誠実に対応」  2010年3月16日 09時42分      

 【千葉】国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)が沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から軍人の指示や命令の文言を削除した問題で、同博物館は15日午後、パネルを展示する新設展示室「現代」の内覧会を開いた。展示室は16日から一般公開される。館の責任者は内外からの意見を踏まえ、早急にリニューアル委員会を開き、今後の対応を考える姿勢を強調した。

 「集団自決(強制集団死)」は「戦場の民間人」の項目で取り上げられ、軍関与の記述を削除した上で「犠犠牲者の中には、戦闘ばかりではなく、『集団自決』に追い込まれた人びともいた」とされた。同項目では、渡嘉敷島の「集団自決」跡地に立つ慰霊碑やガマから米軍に投降する住民らの写真が展示されている。

 沖縄戦は、大テーマ「戦争と平和」の最終コーナーにパネル3枚を掲示。10・10空襲に始まり、沖縄戦の経過、「鉄の暴風」、艦砲射撃、戦争マラリアなどの概説が写真や地図も用い、説明されている。

 新常設室では沖縄の体験者の証言を映像化した「島クトゥバで語る戦(いくさ)世(ゆ)」が上映される。

 展示責任者の安田常雄副館長は記者団に対し「教科書問題や係争中の裁判などの問題があり、委員の中で意見が分かれ、館全体の判断で修正した」と説明。「抗議や意見に率直に受け止め、誠実に対応する。できるだけ早くリニューアル委員会を開き、検討したい」とした。

 内覧会は招待された研究者や開設に協力した関係者を対象に開かれ、約70人が参加した。

「軍関与記述を」県教育長対応検討

 沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、軍人による指示・命令の文言が削除された国立歴史民俗博物館の展示問題で、金武正八郎県教育長は15日の県議会予算特別委員会で「(集団自決は)住民に手(しゅ)榴(りゅう)弾(だん)が配られていることから、広い意味で日本軍の関与があった」とした上で「史実に照らして記述されるべきだ」との認識を示した。

 同博物館は3月中にも展示内容を再検討するとしており、金武教育長は「再検討の結果を踏まえて対応を決めたい」としている。

 再検討の結果を待たずに「教育長として抗議するべきだ」(上里直司議員)、「記者会見などで見解を明らかにするべきだ」(渡久地修議員)とした各議員に答弁した。

記述回復求め市民団体声明 歴博に要請書送付

 国立歴史民俗博物館の「集団自決」の記述をめぐる問題で「沖縄戦の歴史歪(わい)曲(きょく)を許さず、沖縄から平和教育を進める会」など東京、大阪、沖縄の五つの市民団体は15日、展示を改めるよう求める声明を発表し、同様の内容の要請書を同博物館あてに送付した。

 声明を出したのは同会のほか「大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会」「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会」「子どもと教科書全国ネット21」「日本出版労働組合連合会」の4団体。

 (1)展示を歴史研究の成果にもとづき史実を正確に反映したものに改めること(2)歴史をゆがめようとする外部からの圧力に対しては毅然(きぜん)と対処すること―を求めた。

                                             ◇

■国立歴博の判断は真っ当である■

「プロ市民団体」嵐のような抗議の中、

国立歴博館が展示から集団自決の「軍命と指示」を削除した状態で本日オープンした。

これに先立って国の機関である文科省と裁判所が、沖縄の「集団自決」に関わる「軍の命令や強制」に否定的判断をしている。

これに加えて、今回、国の研究機関である国立歴史民俗博物館がダメ押しをするようにその展示から「軍の命令や指示」の文言を削除したのだから、「残虐非道の日本軍」を主張する「軍命あり派」の「プロ市民団体」が黙っているはずはない。 

猛然と展示を変更するように圧力行動を開始した。

だが、館内外の20人の学者の助言に従ったというが、大阪高裁では軍命は否定されれており、正確に言えば軍命の有無に関する論争は事実上決着している。

従って「(軍命の有無は)意見の分かれる問題なので誤解を招かないため」という助言した学者の意見は慎重に過ぎるとも思われるが、最高裁の判決が出ていない現状からいえば、今回の歴博の措置は的を射た措置であると書いた。

■「プロ市民団体」の抗議はブラックジョーク■

しかし、まともな検証で「軍命」が証明できないと知った「プロ市民団体」は一斉に歴博側に抗議の圧力を加えて、歴史を「政治運動」で書き替えようと、戦いの場を法廷から法廷外闘争へ持ち込んでいる。 

ルールもへったくれもない場外乱闘の場へ持ち込んだ「プロ市民団体」の抗議の主旨が次の二点だというから笑止千万である。

1)展示を歴史研究の成果にもとづき史実を正確に反映したものに改めること

(2)歴史をゆがめようとする外部からの圧力に対しては毅然(きぜん)と対処すること

史実を正確に、だって?

外部の圧力に毅然と対処せよって?

出来の悪いブラックジョークではないのか。

二つともそっくり発言者にお返ししたい。

■場外乱闘が得意の「プロ市民」■

法廷闘争で分が悪いと判断するや(事実判決前までは敗訴を予測していたと岩波側は述べている)、裁判所に署名活動や電話、ファックスなどで圧力をかける場外乱闘は左翼集団の最も得意とするところ。

文科省の検定意見に「11万人動員」というウソの数字をねつ造してまで、文科省に圧力をかけたことが記憶に新しいが、今回の国立歴博館への「プロ市民の」抗議行動も激しいものがある。

地元テレビもこの通り。

【動画あり】↓

歴史民俗博物館に抗議

千葉県の国立歴史民俗博物館が新たに展示する沖縄戦の集団自決の展示パネルから日本軍の関与を示す記述を削除していた問題で、...続きを見る


一方の「軍命否定派」の保守系団体はこの手の行動は不得手で、今回も保守系グループが行動を起こしたという話は聞かない。

以下は左翼勢力に負けないための「拡散依頼」です。

                    ◇

今回の国立歴史民俗博物館の判断は、議論が分かれる歴史問題を一方の主張(軍命や軍の指示)のみを取り上げるのは誤解を呼ぶので、問題が決着するまでそれを削除するという極めて真っ当な判断と敬意を表していました。

それが、一部左翼マスコミや「プロ市民団体」の圧力に屈して「見直す」ようでは学術研究機関としての信用に関わることになります。

何卒20名の歴史専門家が検証の上決定した展示変更を、素人集団である一部の左翼団体の抗議等で元の木阿弥にしてしまわないようお願い申し上げます。

【拡散依頼】

上記主旨で、「プロ市民」の圧力に屈することのないよう国立歴史民俗博物館へ激励のメール、電話等送ってくださいますようお願いします。

 
国立歴史民俗博物館【れきはくホームページ】
 
電話 043-486-0123

メール kenkyo@ml.rekihaku.ac.jp

メール sfukyu@ml.rekihaku.ac.jp

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悲惨と不快のどちらを選ぶか、佐藤栄作の決断

2010-03-16 07:00:49 | 未分類

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米国の傘の中に国防を委ねる一方で、国内で力を増してくる「核アレルギー」。

佐藤栄作首相(当時)は日米安保と非核三原則という矛盾を「密約」という苦渋の決断で乗り切った。

沖縄返還時の「密約」も、一刻も早い「祖国復帰」を願う沖縄の民意と「核抜き返還」の民意の狭間の苦渋の決断の結果であった。

敗戦で奪われた領土を一滴の血も流すことなく奪還した沖縄返還は当時歴史上の奇跡とさえ言われた。

「沖縄返還が実現しない限り日本の戦後は終わらない」と熱っぽく語る佐藤首相に当時の沖縄住民は涙を流して感謝した。

あれから38年。

最近の沖縄紙は、沖縄返還に政治生命を賭けた佐藤元首相のことをまるで嘘つき呼ばわりするような論調である。

沖縄返還に関する佐藤栄作元首相への歴史的評価或いは国際政治学上の評価はは一切忘れ去られている。

「一刻も早く祖国に帰りたい」という当時の沖縄住民の思いは、「祖国復帰」という当時の合言葉に凝縮されている。

当時沖縄住民が心の底から叫んだ願いは、「沖縄返還」でもなければ「日本復帰」でもなく、「祖国復帰」の「祖国」という二文字に沖縄住民の切なる思いが表れていたのだ。

その沖縄の思いを実現するためには、佐藤首相にとって「密約」など問題ではなかったのだ。

その頃の日米の国際政治上の力関係から判断して、日本側が沖縄返還に際し、ある程度の妥協を強いられたとしても誰がそれを責めることができようか。

その妥協案の一つとして、米国銀行に無利子の預金をしたとか、基地跡地の原状回復費用を日本が支払うといった「密約」を、誰が咎めることが出来ようか。

くり返すが、「無条件降伏」をした世界一の軍事超大国を相手にして、失った領土を一滴の血も流すことことなく奪還したのである。

この歴史的快挙に比べれば「無利子預金」なんて屁のような取るに足らないこと。

だが、恩を仇で返すのが得意の沖縄紙の見出しとなると、この有様だ。

[密約報告書]暴かれた「国家のうそ」 (2010年03月10日09:05)

                   ◇

久し振りに新聞のコラムを覗いていたら、読売の「編集手帳」が「密約」に関して当時の日本のリーダーの苦渋の決断をガルブレイスの言葉を引いて分かりやすく説明している。

3月10日付 編集手帳 
 「究極の選択」という言葉が流行したのは20年ほど前だろう。雑誌か何かで読んだ川柳を記憶している。〈究極の選択 便所か終電か〉。どちらをあきらめるか、脂汗を浮かべて思案している◆政治家も脂汗の選択を迫られるときがある。経済学者のガルブレイス氏は〈政治とは、悲惨と不快のどちらを選ぶか、という苦渋の選択だ〉と述べている◆核持ち込みを巡り、日米間に「密約」や「暗黙の合意」があったとする報告書を外務省の有識者委員会がまとめた。国民に隠し事をする“不快”と、核の抑止力を拒絶した場合に生じかねない安全保障上の“悲惨”と――密約は苦渋の選択であったに違いない一触即発の東西冷戦下、という密約を結んだ当時の事情には理解を寄せるにしても、外交機密とは可能な限りすみやかに主権者たる国民に明かされるべきものであり、今回の検証結果が政権交代の木に実った一つの果実であるのは認めざるを得ない鳩山政権はさて、これからどういう対米政策をとるのだろう◆北朝鮮の核の脅威や、中国の軍事大国化が懸念されるなかで、よもや“悲惨”の道は選ぶまいが

(2010年3月10日01時23分  読売新聞)

                    ◇

今頃になって「国民に日米安保の重要性を理解してもらう」と、寝ぼけた発言をする一方で、「非核三原則」を護るというトンチンカンな発言をする岡田外務大臣に、是非とも読んで欲しいコラムである。 

特に最後の三行は鳩山首相と一緒に読んで欲しい。

以下は国立歴史民俗博物館の展示変更に関し左翼勢力の圧力に負けないための「拡散依頼」です。

                    ◇

今回の国立歴史民俗博物館の判断は、議論が分かれる歴史問題を一方の主張(軍命や軍の指示)のみを取り上げるのは誤解を呼ぶので、問題が決着するまでそれを削除するという極めて真っ当な判断と敬意を表していました。

それが、一部左翼マスコミや「プロ市民団体」の圧力に屈して「見直す」ようでは学術研究機関としての信用に関わることになります。

何卒20名の歴史専門家が検証の上決定した展示変更を、素人集団である一部の左翼団体の抗議等で元の木阿弥にしてしまわないようお願い申し上げます。

【拡散依頼】

上記主旨で、「プロ市民」の圧力に屈することのないよう国立歴史民俗博物館へ激励のメール、電話等送ってくださいますようお願いします。

国立歴史民俗博物館HP
 
電話 043-486-0123

メール kenkyo@ml.rekihaku.ac.jp

メール sfukyu@ml.rekihaku.ac.jp

 

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