狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ウクライナ編入、 プーチンの思惑

2014-03-19 07:34:57 | 県知事選

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 昨日はチャンネル桜「沖縄の声」に出演のため那覇に出た。

ついでに「沖縄の怪人」上原正稔さんと懇談、三越近くの某居酒屋で夕食を共にした。

上原さんのチャンネル桜「沖縄の声」のゲスト出演が決定し、特別番組「上原、江崎のジジー放談」はは3月25日(火)午後7時から放映と決定した。 

皆様のご視聴を期待しています。

                  ☆

今朝の沖縄タイムス一面トップはこれ。

 <ロシア、クリミア編入>

大統領、条約に調印

編入強行、米欧を無視 プーチン体制強化狙う2014/3/19 0:55

 

 【モスクワ=石川陽平】ロシアのプーチン大統領が18日、ウクライナ南部クリミア半島の編入を表明、編入の条約にも調印した。かつてロシア領だった同半島の支配回復で政権基盤を強固にし、2000年から続く「プーチン体制」をさらに長期にわたり盤石にする狙いだ。米欧の旧ソ連圏への勢力拡大に不信感を募らせるプーチン氏が、親ロ派住民の多いウクライナ東・南部に介入を拡大するかが次の焦点となる。

 

「クリミアをロシアに編入」プーチン大統領演説(18日)

「クリミアをロシアに編入」プーチン大統領演説(18日)

 「国際法ではなく、武力の法則に従うことを好む」。プーチン氏は18日の演説で、米欧が軍事介入でアフガニスタンやイラクを混乱させたと厳しく非難した。だが、半島全域に軍を展開したロシアも同じような行動をとり、米欧の警告を無視して一気に条約にまで調印した。

 ロシアは周到にクリミア半島の分離・独立を準備していた。欧米の複数の軍事筋によると、3月初めまでにクリミア半島全域に展開したロシア軍は精鋭の特殊部隊や軍情報機関の精鋭部隊が中心で、親ロ派の地元の自衛部隊を隠れミノに、衝突を避けながら素早く半島を掌握した。

 プーチン氏がクリミア編入を決断した最大の理由は、米欧への強い不信だ。同氏はウクライナで親欧米勢力による政変を資金支援し、実現に導いたのは米欧だったとみる。4日の記者会見でも、リトアニアやポーランドなどの拠点で「(欧米の)指導官が(親欧米派過激グループを)訓練した」と批判した。

 

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 プーチン政権が恐れるのは、親欧米派の政変がロシアにも押し寄せることだ。政権に近い政治評論家セルゲイ・マルコフ氏は、米欧の最終目標は「プーチン氏を打倒し、ロシアの戦略的利益を西側に売り渡すかいらい政権の樹立だ」と指摘。政権の不安を映し出した。

 プーチン氏は国内の都市部で起きた「反プーチン・デモ」も欧米が支援したと批判してきた。今回のクリミア編入の背景には、欧米によるロシアと旧ソ連圏への勢力拡大を阻むことで、18年の次期ロシア大統領選での自身の再選か、側近候補の勝利に道筋を付ける思惑がある。

 ロシアの世論調査によると、保守層が多いロシア国民の約8割がクリミアの編入に賛成した。ロシアでは欧米に屈しない強い指導者を求める国民感情も強い。「欧米の侵略」という神話が冷戦後も根強く残り、支配エリートも利権維持へ対米強硬論を支持する。

 

18日、クリミア半島編入の国家間条約に署名するプーチン大統領(前列右)=ロイター
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18日、クリミア半島編入の国家間条約に署名するプーチン大統領(前列右)=ロイター

 今後の焦点は、プーチン氏がウクライナ東・南部への介入拡大に踏み切るかどうかだ。東・南部では、親ロ派住民が連邦制など自治権拡大を求める大規模なデモを相次いで起こしている。衝突で多数の死傷者が出れば、ロシアが住民保護を理由に介入に乗り出す可能性が高まってくる。

 プーチン政権は今後も軍事介入の拡大をちらつかせて新政権を揺さぶり、欧米の勢力拡大を押しとどめる考えだ。新政権に対し経済的、政治的圧力を強め、中長期的に親ロ派政権の樹立を目指す戦略。クリミア編入と介入拡大の「脅し」が、最終的にロシアとの利益と判断している

 

 

 

 

プーチン大統領がどの時点で軍事介入を決断したかは、ウクライナから遠く離れた極東の小さな島に住む筆者の想像の及ばぬこと。

だがあえて推測すると、反政府デモで死傷者が出るようになって以降、親露路線のヤヌコヴィチ大統領が首都を捨てた段階で軍事介入が決定路線となったのではないだろうか。

軍事介入の場合、米国やNATO諸国との軍事衝突という最悪のシナリオも折込済みだっただろう。

また、このような軍事衝突を検討する際、プーチン大統領は米欧、特に冷戦以降世界の警察を自認する米国が軍事的な対抗手段をとってこないことまで織り込み済みであったことは間違いない。

オバマ大統領が、シリアへのごく限定的なピンポイント空爆にさえ消極的であることを見抜いて強力に空爆を反対し、オバマを腰砕けに導いたのはプーチンである。

その瞬間プーチンは「米国、恐れるに足りず」と判断しウクライナへの軍事介入も有力な選択肢の一つになったはずだ。

実際、ロシア軍によるクリミアへの軍事介入が明らかになってからも米欧は小規模な軍の増強を行った以外、対抗策としては経済制裁を全面に打ち出しすのみで、軍事的対決を回避しようとしている。

しかも、その経済制裁でさえ日本も含む米欧間で足並みは乱れている。

今後、米欧は追加経済制裁や外交的制裁をロシアに科すことは必至だろうが、それが実効的なものとなる可能性は低いように思われる。

少なくともクリミアのロシア編入を阻止することは現状では困難と判断せざるを得ない。

米ソ超大国の冷戦終結により社会主義のソ連は民主主義のアメリカに敗北した、という屈辱をロシアは常に味わっていた。

超大国ソ連の栄光を知るプーチンは、常に「強いロシア」を模索していた。

「クリミア編入」の成功で、今後プーチンが旧ソ連領の奪還を目指すとも思えないが、欧米の反対声明に大義が感じられないからだ。

欧米がウクライナの暫定政権に肩入れするのは内政干渉の謗りを受けかねないからだ。

逃亡したヤヌコビッチ大統領の政治が気に入らなかったら、すぐクーデターを起し、暫定政府樹立する政権奪取する手法には我々にはいまひとつ馴染めない。

面倒ではあるが、現政権が気に入らないなら、不信任決議から解散、総選挙というわが国のような政権交代の手法は出来なかったのだろうか。

いずれのせよ今回のロシアのクリミア編入は、

プーチンの「力の政治」の勝利、といわざるを得ない。

今後のプーチンの思惑は?

 

 

味方の振りしていた敵(親シナ政治家)が、    本性を出し、苦境に立たされているようです。    裏切り者の下手な政治屋は、信用できません。    ここは一つ皆で支えていきましょう…

 

 

 

仲井眞弘多知事を支える県庁前集会へのご参加のお願い

『仲井眞弘多知事を支える宜野湾市民の会』

‐普天間の固定化を許さない‐

日時:3月21日(金)15時より

会場:県庁前県民広場にて

 県議会では仲井眞弘多知事の普天間飛行場の辺野古地区移転の容認発言の取消しを目指す、県議会野党による攻勢が続いています。本来、地方自治に関する調査を行うべき百条委員会も、野党は議席数の多さという「数の横暴」によって無理やり設置し、知事を喚問するなど、その暴虐ぶりは目にあまるものがあるのではないでしょうか。

 普天間飛行場の辺野古移設に対し、まるで全県民が反対しているかのような県議会野党の言動には心底、宜野湾市市民として憤りを感じるほかはありません。

 もし仲井眞知事が移設容認を取り消せば、普天間飛行場固定化の犠牲になるのは宜野湾市民にほかなりません。辺野古地区移設は、普天間飛行場を3分の1に縮小し、基地を整理統合することにほかならないのです。宜野湾市のど真ん中に存在するより、はるかに危険性が小さいのです。

 そこで宜野湾市民が普天間の固定化を阻止する最後の砦(とりで)と依り頼む仲井眞知事を励まし、支援する集会を県庁前において決行します。その宜野湾市民の切実さを誇示する為、あえて県議会開催中に、県議会周辺において行う予定です。

 宜野湾市民の安全を守り、普天間飛行場のより安全な場所への移転を支援する県民、ならびに県外の方々のご支援を心からお願い申し上げ、県庁前集会へのご参加を呼び掛けるものです

 

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「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。

 書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。

 

ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆

 


 




 

新発売・「かみつく3」は県内書店で発売中

狼魔人日記でネット全国販売しています。
申し込みはメールでできます。
ブログ 狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp

 

 

 

 

 

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