西銘恒三郎衆院議員の国土交通委員長就任を祝い、沖縄県経済団体会議が20日に那覇市内で開いたパーティーに、翁長雄志知事と仲井真弘多前知事がともに出席し、前知事が現知事を皮肉る場面があった。

仲井真弘多氏

 仲井真氏は「沖縄はいつも基地問題でいろんなことが起きる。違法なことをそのままリーダーが言ってはいけない。やってはい

けない」と力説した。

 知事による埋め立て承認取り消しが、高裁判決で違法とされたことを念頭に置いた発言とみられる。

 仲井真氏は「立派な産業をつくり、安心安全で住みよい沖縄にするのが子どもたちのためだ。泣き言や恨み節に、いつまでもとどまってはいけない」とも述べ、沖縄の過重な基地負担を強調する知事を皮肉った。

 一方、仲井真氏に先立ちあいさつした知事は「西銘氏は国土交通政務官も経験し、委員長に最もふさわしい政治家だ。沖縄は

仲井真前知事が翁長知事を批判「政府と溝をつくっている」2016年9月11日

 10日に那覇市内で開かれた西銘恒三郎衆院議員(自民)の政治資金パーティーに出席した前知事の仲井真弘多氏が、壇上でのあいさつで翁長雄志知事の県政運営を「政府との溝を深めている」などと批判する場面があった。

 西銘氏を激励しつつ、話の半分は翁長知事の県政運営批判に。自らの知事時代に政府の沖縄振興予算3千億円台を確保しただけに「(振興予算の)概算要求が去年より減っても恥じない。こんなことでは仕事はできない」と厳しい口調。名護市辺野古の新基地建設に反対する翁長知事の姿勢を念頭に「日米の安全保障、同盟は賛成だと言っておきながら、ひびが入っていいというような矛盾するようなことを言っている」とも。

 最後には「県民は(翁長県政の)抽象的なパフォーマンスに、ある瞬間は心を動かされたかもしれないが、何も改善していない。自民党が元気を出して」と県政奪還に期待。現職時代と変わらぬ雄弁ぶりに会場からは「私たちの知事は、やはり仲井真さんだ」と声が上がる一幕も。

もとより、日本全体の発展に貢献できる」と祝意を述べた。

 

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