快気分析

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巨大地震や大津波 その88

2015-08-24 12:07:57 | 地震 津波
 桜島は現在の所、火山性地震はほぼ平穏のようです。
 ただ台風は中心が鹿児島県西側の近くを通りそうなので、有る程度の降雨が予想され、降雨量によっては「火口の蓋」或いは「火口以外の地殻」を更に冷やしてしまい、蓋と同じ作用のある事が増大してしまう可能性もゼロでは無い事、更にマグマの上昇(?)がいつ活発化するかはわからない事、月齢から行くと、早ければ8/30の満月から、更に9/13の新月からも、月の引力が大きく変化する時期とそのタイムラグの数日が来る事、などから油断は禁物、と言う事でしょうか。
 ところで、マグマについてですが、「マグマの上昇」とかよく表現しますね。
 これ、個人的には「あまり妥当な表現ではない」、と考えています。
 マグマが地殻の割れ目から上昇するケースも全く無くは有りませんが、それはいつも、或いは全部ではないと思います。
 「マグマが下から熱せられて、今あるマグマが更に熱せられ、その上や周囲にあるマグマの冷えたもの(溶岩?)が、再度融けながら、下からのマグマが上の再度融けたマグマを押し出す」と言う表現の方が寧ろ多いので適切だと考えています。
 だから地表が冷えすぎていると、冷えたマグマ(溶岩?)が仮に下や周囲から再度熱せられても、融けきれずに、「蓋」の役割をしてしまう。
 下や周囲から(主に下からですが、場合によっては周囲からも熱が来ることもある)来る熱の速度が、遅ければ、冷えて蓋になっているマグマ(溶岩?)を徐々に融かしながら上昇するので、地表にスムーズに出口ができ、これにより同じマグマの更なる深い所からの押し出し状況でも小噴火で済むのですが、急激に熱が来ても冷えたマグマ(溶岩?)が融けきらず、蓋になってしまうため大爆発となると思われます。
 また本当に下から上昇して来るマグマ自体が多い場合も同様になるでしょう。
 ハワイのキラウエア火山が大爆発をしないのは、溶岩の性質もありますが。常時熱せられていて蓋が無いか或いは小さいから、と言うのも理由だと思います。
 「マグマの上昇」と言うよりは「マグマの押出し」だと思います。

用語についての説明
 「冷えたマグマ(溶岩?)」と言う表現ですが、マグマが冷えたものと、溶岩が同じか、は微妙なところで、マグマが噴出してガスが抜けて固まったのが溶岩です。
マグマがただ地中で冷えただけではガスは抜けていないですね。
 それで「冷えたマグマ(溶岩?)」としました。