最近の当ブログ記事で、村井名誉教授の地殻変動から地震を予測する方法について、自分なりの見方を書きました。
村井名誉教授の予測方法自体は、短所は有りながらもそれなりの評価ができる点もあるのですが、予測の対象範囲に限界がある、と言う点もあります。
それは、「海底の地殻変動、特に水平移動がわかる測定を殆ど行なっていなかった」と言う点です。
海底を震源とする地震は、やはり海底の詳細な地殻変動がわからないといけないのですが、実際に測定されている場所はごく僅かです。
それは「GPSによる測定の為の電波が、海水により海底まで届かないから」、なのですが、技術的にこれをクリアーする手法は既に確立されていて、順次観測点を増やしていくものと思われます。
この、海底での地殻変動について、南海トラフ地震対策で測定された話が有りましたので引用します。
引用開始(一部抜粋)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h27/k20150818/k150818-1.pdf
今回、平成27年6月までの約4年間に蓄積した観測データを解析した結果、南海トラフ巨 . 大地震の想定震源域における、東北地方太平洋沖地震後の海底の移動速度(概ね 北西. 方向に最大で約6cm/年)を捉えることに初めて成功しました(付図参照)。
引用終了
付図はサイトでご覧ください。
東日本大震災で犠牲になられた方の殆どは津波やその二次被害なので、海底での地震を予知する事は非常に大切です。
これまでは村井名誉教授の予測方法では海底の地殻変動を十分に測定できないが為の限界がありました。
以前に指摘した通り、地震は多くの要因の合算で起きるもので、しかも地殻変動があまり起きなくても地震が発生するケースも有り得るため、まだ多くの課題はありますが、少なくとも今後は海底での地殻変動測定の問題はクリアして、より広範囲に正確は予測に近付けるようになれば有る程度の前進となるでしょう。
村井名誉教授の予測方法自体は、短所は有りながらもそれなりの評価ができる点もあるのですが、予測の対象範囲に限界がある、と言う点もあります。
それは、「海底の地殻変動、特に水平移動がわかる測定を殆ど行なっていなかった」と言う点です。
海底を震源とする地震は、やはり海底の詳細な地殻変動がわからないといけないのですが、実際に測定されている場所はごく僅かです。
それは「GPSによる測定の為の電波が、海水により海底まで届かないから」、なのですが、技術的にこれをクリアーする手法は既に確立されていて、順次観測点を増やしていくものと思われます。
この、海底での地殻変動について、南海トラフ地震対策で測定された話が有りましたので引用します。
引用開始(一部抜粋)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h27/k20150818/k150818-1.pdf
今回、平成27年6月までの約4年間に蓄積した観測データを解析した結果、南海トラフ巨 . 大地震の想定震源域における、東北地方太平洋沖地震後の海底の移動速度(概ね 北西. 方向に最大で約6cm/年)を捉えることに初めて成功しました(付図参照)。
引用終了
付図はサイトでご覧ください。
東日本大震災で犠牲になられた方の殆どは津波やその二次被害なので、海底での地震を予知する事は非常に大切です。
これまでは村井名誉教授の予測方法では海底の地殻変動を十分に測定できないが為の限界がありました。
以前に指摘した通り、地震は多くの要因の合算で起きるもので、しかも地殻変動があまり起きなくても地震が発生するケースも有り得るため、まだ多くの課題はありますが、少なくとも今後は海底での地殻変動測定の問題はクリアして、より広範囲に正確は予測に近付けるようになれば有る程度の前進となるでしょう。