リオのオリンピックでは五輪反対デモなどがあったようなニュースもあり、以前に新国立競技場8月12日にリンピックの方向性について記事にしましたが、調べて見るとリオの五輪関連施設はかなり社会保障を考慮したシステムのようです。
引用開始(一部抜粋)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldcolumn/14/605109/080800018/
リオ五輪に学ぶ「トランスフォーマー建築」の可能性
2016/08/10
リオ五輪のために新たに建設されたスタジアムは、プレハブ工法によってつくられた「一時的な建造物」だ。この手法によって建設・管理コストが削減できるほか、建物の部品は地域の学校やプールなどに再利用される予定だという。リオのアイデアは五輪の「スタジアム問題」を解決するだけでなく、すべての建築に必要な視点を示している。
開会・閉会式が行われるマラカナン・スタジアム。リオ五輪では既存の建物をフル活用することでも、環境面・経済面で負担をかけないような工夫が行われている。
(中略)
オリンピックを開催したほぼすべての都市が、こうした厄介ものを抱えている。国際オリンピック委員会(IOC)は近年、主催者と開催都市に対し、聖火が消え、観客や選手が自国に帰ったあとの「五輪の遺産」についても考慮するよう指示している。
遊牧民のような建築
2012年のロンドン五輪では、「祭りのあと」が少し意識され、容易に解体できる競技場がいくつかつくられた。リオ五輪では、このアプローチをさらに進化させ、移転や改造、異なる目的への利用が可能な建造物がつくられている。リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長はこれらを、「遊牧民のような建築」と呼んでいる。
ハンドボールの会場となる「フューチャー・アリーナ」は、解体後、ジャカレパグア地区に500人規模の小学校を4校つくるための材料になる。「オリンピック・アクアティック・スタジアム」も解体され、2つの水泳場になる予定だ。「国際放送センター」は高校の寮になる。そして、三角形の半島に9つの会場が集まる約120ヘクタールの「バハ・オリンピック・パーク」は、一部が公園になり、残りは民間企業によって開発される。
「オリンピックが終わったあとにも、無用の長物が残らないよう計画しました」と、ロンドン五輪とリオ五輪でオリンピック・パークの基本計画を担当したAECOM(エイコム)のビル・ハンウェイは言う。「現代のオリンピックでは、社会的・財政的な責任がこれまでよりはるかに重視されているのです」
(中略)
スタジアムは使用後に解体され、新しい用途のために再び組み立てられる。
そこで鍵を握るのは、「プレハブ工法」だ。何十年も前から存在する工法だが、従来の工法より安くて速く、持続可能なため、再び注目されている。素材と技術の進歩によって、より軽く、より強く、風雨に耐えられるモジュール構造の建築物を現代ではつくることができる。
リオ五輪の諸会場は、規格化された鉄骨の柱や梁(はり)、モジュール式の鋼板、コンクリート床といった共通の部品と座席、そして競技自体に必要な床やプールといったものがパズルのように組み合わせられている。8月21日にオリンピックが閉幕したら、会場として使用された建造物は解体、輸送され、新たな用途のために再び組み立てられるのだ。
引用終了
リオの五輪では仮設施設、特に他の用途に転用可能なものなどを既に盛んに採り入れているようです。
そして社会保障の意味合いを十分に考えているようです。
8/16 23:16 追記
誤植がありました。
「以前に新国立競技場8月12日にリンピックの方向性について」
は、
「8月12日にオリンピックの方向性について」
に訂正です。
悪しからず。
引用開始(一部抜粋)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldcolumn/14/605109/080800018/
リオ五輪に学ぶ「トランスフォーマー建築」の可能性
2016/08/10
リオ五輪のために新たに建設されたスタジアムは、プレハブ工法によってつくられた「一時的な建造物」だ。この手法によって建設・管理コストが削減できるほか、建物の部品は地域の学校やプールなどに再利用される予定だという。リオのアイデアは五輪の「スタジアム問題」を解決するだけでなく、すべての建築に必要な視点を示している。
開会・閉会式が行われるマラカナン・スタジアム。リオ五輪では既存の建物をフル活用することでも、環境面・経済面で負担をかけないような工夫が行われている。
(中略)
オリンピックを開催したほぼすべての都市が、こうした厄介ものを抱えている。国際オリンピック委員会(IOC)は近年、主催者と開催都市に対し、聖火が消え、観客や選手が自国に帰ったあとの「五輪の遺産」についても考慮するよう指示している。
遊牧民のような建築
2012年のロンドン五輪では、「祭りのあと」が少し意識され、容易に解体できる競技場がいくつかつくられた。リオ五輪では、このアプローチをさらに進化させ、移転や改造、異なる目的への利用が可能な建造物がつくられている。リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長はこれらを、「遊牧民のような建築」と呼んでいる。
ハンドボールの会場となる「フューチャー・アリーナ」は、解体後、ジャカレパグア地区に500人規模の小学校を4校つくるための材料になる。「オリンピック・アクアティック・スタジアム」も解体され、2つの水泳場になる予定だ。「国際放送センター」は高校の寮になる。そして、三角形の半島に9つの会場が集まる約120ヘクタールの「バハ・オリンピック・パーク」は、一部が公園になり、残りは民間企業によって開発される。
「オリンピックが終わったあとにも、無用の長物が残らないよう計画しました」と、ロンドン五輪とリオ五輪でオリンピック・パークの基本計画を担当したAECOM(エイコム)のビル・ハンウェイは言う。「現代のオリンピックでは、社会的・財政的な責任がこれまでよりはるかに重視されているのです」
(中略)
スタジアムは使用後に解体され、新しい用途のために再び組み立てられる。
そこで鍵を握るのは、「プレハブ工法」だ。何十年も前から存在する工法だが、従来の工法より安くて速く、持続可能なため、再び注目されている。素材と技術の進歩によって、より軽く、より強く、風雨に耐えられるモジュール構造の建築物を現代ではつくることができる。
リオ五輪の諸会場は、規格化された鉄骨の柱や梁(はり)、モジュール式の鋼板、コンクリート床といった共通の部品と座席、そして競技自体に必要な床やプールといったものがパズルのように組み合わせられている。8月21日にオリンピックが閉幕したら、会場として使用された建造物は解体、輸送され、新たな用途のために再び組み立てられるのだ。
引用終了
リオの五輪では仮設施設、特に他の用途に転用可能なものなどを既に盛んに採り入れているようです。
そして社会保障の意味合いを十分に考えているようです。
8/16 23:16 追記
誤植がありました。
「以前に新国立競技場8月12日にリンピックの方向性について」
は、
「8月12日にオリンピックの方向性について」
に訂正です。
悪しからず。