快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  昨日からの三陸沖地震の活発化をどう見るか

2016-08-21 11:09:50 | 地震 津波
 8月12日にサブタイトル「ローヤリティー諸島南東方でM7.6の地震発生」で記事にした傾向通りの展開となり、三陸沖で地震が活発となりました。
 三陸沖に関連する有感地震だけでも次に通りです。

2016年8月21日 1時28分ごろ 三陸沖 M5.2 最大震度1
2016年8月21日 1時10分ごろ 三陸沖 M5.5 最大震度2
2016年8月21日 0時58分ごろ 三陸沖 M5.9 最大震度3
2016年8月20日 22時23分ごろ 浦河沖 M4.1 最大震度3

2016年8月20日 18時01分ごろ 三陸沖 M6.0 最大震度3
2016年8月20日 14時15分ごろ 三陸沖 M5.3 最大震度2

 8月13日にサブタイトル「両回りの法則とケルマディックの傾向則」で記事にした中の反時計回りルートもサハリン経由でここに到達し、時計回りルートのうねりと衝突したようにも筆者には見えますが実際にはどうなのでしょうか。
 8月20日 22時23分ごろ 浦河沖 M4.1 最大震度3 については、「突っかえ棒の交代理論」に近似した状況になり、三陸沖の地震でそれまでストレスに抗して地殻を支えていた突っかえ棒が順に外れて、歪の力が浦河沖にかかって発震したように筆者は考えていますが、実際にはそうなのでしょうか。
 三陸沖と言っても、東日本大震災の震源域内と震源域外では地震のメカニズムや意味全く異なるので、一概に三陸沖で考えていけないわけです。
 「それではどこが東日本大震災の震源域内なのか?」となり、ネットで検索すると、サイトによって結構まちまちなようでした。
 それでも公的機関のサイトでもあり、最も正確そうなのが次のものです。

引用開始(一部抜粋)
http://www.jamstec.go.jp/donet/j/topics/201103tohoku_2/
東北地方太平洋沖地震、震源域南限の地下構造

3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震では、その破壊域が岩手県沖から茨城県沖までの400kmにわたるとされている(3月13日発表、地震調査委員会資料)。また、気象庁等の発表による余震分布も同様な広がりを示している。
引用終了
 
 図は直接サイトでご覧ください。
 これで見ると今回の三陸沖地震の震源域はどうも東日本大震災の震源域内と域外の境界部から域外にかけてのようです。
 東日本大震災でストレスが解消されたエリアと、そうでないエリアの境界部は、北部境界部にしても、南部境界部にしても、1かゼロかのようなものと言うよりも、「徐々にずれてねじれるようになっているはず」と考えています。
 そうでなければ横ズレ断層の発生が顕著に見られるはずだからです。
 今後どうなるのかはわかりませんがストレスは徐々に少しずつ解消されて災害が最小限、できれば皆無である事が望ましいのは言うまでもありません。