快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  薩摩半島西方沖の有感地震発生

2016-08-04 21:08:22 | 地震 津波
 今日は薩摩半島西方沖で有感クラスの地震が発生しました。
 2016年8月4日 16時57分ごろ 薩摩半島西方沖 M4.0 最大震度1
 有感地震としては7月18日以来、M4以上は6月4日以来となります。
 既に当ブログで記事にした通り、その前に薩摩半島直下、或いは南方近海、今回は薩摩半島直下ですが、このエリアで深発地震があったのは今回も同じです。
 対応する地震は、

引用開始(一部抜粋)
http://www.hinet.bosai.go.jp/?LANG=ja

(過去の表示ですが)
震源地 薩摩半島付近
震源時 2016/08/04 00:46:57.47
震央緯度 31.076N
震央経度 130.293E
震源深さ 163.3km
マグニチュード 3.6

引用終了

 これは現在も青い円で表示されています。
 ここあたりまでフィリピン海プレートの先端が潜り込みながら進んでいて、それが周辺の上部の地殻を西、或いは西北西や北西へ押し、その先にあって北東或いは北北東に動くユーラシアプレートの主流の流れを側面から押しているのが薩摩半島沖地震ではないかと筆者は考えている事は以前の記事で既に書きました。
 ユーラシアプレートの主流の流れ側面から押してゴリゴリ言っているわけですから、いまだに続いていると思われます。
 完全に同じとまでとは行かないかも知れませんが、熊本地震も同じパターンで発生しているものがあるのは明らかと筆者は見ていて、
 2016年7月21日 20時16分ごろ 熊本県熊本地方 M3.7 最大震度1
深さ 150km
 が発生し、この後に通常よりハイペースで熊本周辺の地震が多発しました。

2016年7月23日 14時33分ごろ 熊本県熊本地方 M3.4 最大震度2
深さ 10km
2016年7月23日 14時22分ごろ 熊本県熊本地方 M1.6 最大震度1
深さ 10km
2016年7月23日 9時52分ごろ 熊本県熊本地方 M2.4 最大震度1
深さ ごく浅い

2016年7月22日 13時59分ごろ 天草灘     M3.2 最大震度1
深さ 10km
2016年7月22日 13時18分ごろ 熊本県熊本地方 M3.1 最大震度3
深さ 10km
2016年7月22日 11時37分ごろ 熊本県熊本地方 M2.3 最大震度1
深さ 10km
2016年7月22日 9時36分ごろ 熊本県熊本地方 M1.9 最大震度1
深さ ごく浅い

 メカニズムはかなり近い場合が多いのですが、深発地震の震源域と浅い震源の震源域の距離が、熊本地震の方が薩摩半島西方沖地震よりも距離的には短い事が殆どのようです。
 今日は、
2016年8月4日 19時34分ごろ 広島県南東部 M3.1 最大震度2
がありました。
 熊本地震との関連性はもう少し様子見です。 
 

自然災害 仕組みとアプローチ -  「東京湾でM9」の誤報について その3

2016-08-04 12:50:26 | 地震 津波
 前回の記事を書いた後も誤報の発生する原因について、もう少し考え直してみました。
 筆者は地震感知の精密な計測システムについては詳細は把握しきれていないので、センサー部とデータ伝送装置部がほぼ一体になっているとイメージしていました。
 それでこの間の経路にノイズが入り込む可能性はまずないと思っていました。
 しかし真っ先に考えても良かったのですが、地震センサー部で震動を感知した信号は、その後すぐに電子基板でデジタル的な電気信号、或いは通信プロトコールの信号になるのではなく、通常はあくまで最初はアナログ電気信号のまま電子基板に行くのですから、仮にその距離がある程度短くても、そのアナログ電気信号経路の部分に雷が影響してしまえばそれは当然、センサーで感知したものとは異なるアナログ信号が電子基板に行ってしまう事になるのかも知れません。
 実際にどのような構成になっているかはわかりませんが、仮に送電線経路や対地から絶縁されていても雷の影響が及ぶとしたら、センサーから電子基盤へのセンサー配線経路に雷に由来する周辺の電流により電磁誘導があったのでしょうか。
 ただその場合にはアナログ信号が大きくふらつく事になるはずです。
 ふらつきの状況はどうだったのしょう。