務安国際空港で今回起きたチェジュ航空機の事故については、その一時的原因としてバードストライクが疑われていますが未だ確定されたわけでは有りません。
また仮にバードストライクが事故の一時的原因だったとしても他の条件全てが良好だったならばあのような大事故にはならなかった可能性も完全否定はできないと言うところです。
引用開始(一部抜粋)
ボーイング737 - Wikipedia
死者数の多かった航空事故
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- ライオン・エア610便墜落事故(2018年10月29日、B737 MAX 8)
- チェジュ(済州)航空2216便事故(2024年12月29日、B737-800)
- ウクライナ国際航空752便撃墜事件(2020年1月8日、B737-800)
- エア・インディア・エクスプレス812便墜落事故(2010年5月22日、B737-800)
- エチオピア航空302便墜落事故(2019年3月10日、B737 MAX 8)
- ゴル航空1907便墜落事故(2006年9月29日、B737-800)
- マンダラ航空091便墜落事故(2005年9月5日、B737-200Adv)
- フラッシュ航空604便墜落事故(2004年1月3日、B737-300)
- 中国南方航空3943便墜落事故(1992年11月24日、B737-300)
絶対件数だけを見れば、航空事故やハイジャックが他機種に比べて多い。その理由は、
- 生産機数が多い(10,000機以上生産されジェット旅客機では世界一。2位のエアバスA320シリーズは約8,000機以上)。
引用終了
ボーイング737でも過去には下記のようにバードストライクによる事故で死亡者が出ていますが、これはボーイング737-260であり、バードストライク対策に関してエンジンもそして機体の(ハード、ソフトを含めた)システムが737-800とは異なるものと見て良いと思えます。
バードストライク - Wikipedia
- 1988年9月15日、エチオピア航空604便不時着事故 - バハルダール空港(英語版)を離陸した直後のエチオピア航空604便(ボーイング737-260)がハトの群れに衝突し、両エンジンが停止した。パイロットは付近の空き地に機体を不時着させたが、乗員乗客104人中31-35人が死亡した。
引用終了
と言う事でこのように過去の事故について調べてみると、務安国際空港の事故以外については何と明らかにバードストライクが要因とみられる事故で死亡者を伴うものは1件も発生していなかったように見えます。
なので今回のチェジュ航空事故がB737-800のバードストライク対策が他の旅客機に比べて不十分だったから、とは言いきれないのかも知れません。