風邪を引いたらしいので、家でDVDなどを観る。
裁判員制度が始動し、候補者に通知が送付されたらしいので、改めて「12人の優しい日本人」を観てしまった。
1990年に「もし、日本に陪審員(裁判員)制度があったら」という過程を元に書かれた戯曲を翌年に映画化したものだ。
映画の出来は、すばらしいの一言に尽きる。
前にもブログで書いたけど、ほんと、こうなるというか、こうなると良いなあと言った内容である。
マスコミでは、裁判員に選ばれると煩わしいということを焦点に、報道されすぎている(マスコミは庶民をバカにしすぎ)けど、この映画を観る限り、やっぱり、司法の場に庶民のフィーリング(笑)は必要だろう。
庶民の生活の中に起きる事件は、冷静な討論の中にだけあるのではなく、庶民のフィーリングを取り入れることによって、真実に近づけるものなのです。
不安のある人は、この映画を観て、庶民のフィーリングを磨いて、司法のプロにそれを提供してあげましょう。
そうすれば、日本は少しはよくなるような気がする。